2015上半期ベストセラーランキング、妖怪ウォッチ2の攻略本が総合1位に！ 文芸1位はピース又吉「火花」、写真集1位は小嶋陽菜
オリコンは5月31日、「オリコン2015年上半期“本”ランキング」を発表しました。集計期間は2014年11月17日から2015年5月17日。ウェブ通販を含む全国書店3,131店舗からの売上げデータをもとにオリコンが集計したもの。
BOOK、COMIC、文庫の3部門に大別され、BOOK部門はさらにジャンルごとのランキングが発表されています。
BOOK部門で総合1位に輝いたのは、「妖怪ウォッチ2 元祖／本家／真打 オフィシャル完全攻略ガイド」で、推定部数は75.7万部。2008年にBOOK総合部門の発表が始まってから、攻略本が総合1位となったのは初めて。これまでの攻略本では、「とびだせ どうぶつの森 かんぺきガイドブック」（2012年12月発売）の3位が最上位だった。
BOOK部門のうち、文芸・小説部門第1位はお笑いコンビ「ピース」の又吉直樹さん著「火花」が1位になりました。売上部数は32.2万部。芸人ではこれまで、劇団ひとりさんが2008年上半期に14.1万部を売り上げた「陰日向に咲く」が文芸・小説部門で3位になっていますが、今回「火花」は売上・順位とも上回ったことになります。「火花」はBOOK総合部門でも4位となりました。
写真集部門では、AKB48・小嶋陽菜さんの写真集「どうする？」が9.7万部で1位になりました。写真集を発行した宝島社によると、主な購入層は20代の女性と、40～50代の男性が中心で、購入者の約半数が女性とのことです。
小嶋陽菜さんは、「2年連続1位という快挙達成と聞いて、とてもびっくりしています！ 『sweet』編集部で制作し、衣装からヘアメイク、写真のセレクトまでひとつひとつこだわりぬいた自信作だったので、男性はもちろん、女の子からも『おしゃれで可愛い写真集』と多くの支持をいただき、本当に嬉しいです。裏表紙に載せた『お尻』の反響の大きさは予想以上でしたが（笑）、ありがとうございます！」とコメントを寄せています。
コミック部門では、「ONE PIECE」76巻が期間中307.9部を売り上げて1位。「ONE PIECE」は7年連続の上半期コミック単巻1位となりました。今年から新設された上半期の作品別ランキングでは「七つの大罪」が期間内売上705.9万部で、2位「ONE PIECE」、3位「暗殺教室」をおさえて1位となりました。
文庫部門では、東野圭吾さんの「ナミヤ雑貨店の奇蹟」が74.2万部で1位。作家別ランキングでも東野圭吾さんが1位となっています。
ライトノベル部門では、川原 礫さんの「ソードアート・オンライン プログレッシブ」文庫版第3巻が期間内売上31.1万部で1位になっています。