夏のボーナス、支給される人は全体の6割。支給額には「満足」より「不満足」が多く、使い途は半数が「貯金」

　ライフメディアは、2015年夏のボーナスに関する調査結果を発表しました。調査は6月25・26日の2日間で実施、調査対象はリサーチサイト「ライフメディア」を利用している20～50代の会社員の男女1200サンプル。

景気の回復を感じるか～「変化はない」が6割で回復を実感する人は2割にとどまる

　1年前と比較して景気の変化を感じるかという質問には、62％が「変化はない」と回答。「回復傾向を感じる」人も16％いましたが、「後退傾向を感じる」人が22％で、実感として景気回復をあまり感じられていないことがわかりました。

　なお、景気の回復については、男女でかなり差があります。男性では「回復傾向を感じる」人が21.2％、「後退傾向を感じる」人が18.0％とおおむね拮抗しています。ところが、女性では「回復傾向を感じる」人が11.0％であるのに対して、「後退傾向を感じる」人は25.3％と倍以上の開きがありました。

ボーナスが支給される人は6割

　今夏のボーナスの支給状況については、「支給された」「支給される予定」と答えたのは60％。なお、調査は、6月25・26日に実施されています。

　支給された人にボーナスの満足度を尋ねたところ、21％が「非常に満足」「満足」と回答。33％は「不満足」「非常に不満足」と回答しており、全体では不満足と感じている人の方が多いことがわかりました。

　また、支給された人に昨夏のボーナスとの比較を尋ねたところ、37％が「増えた」と回答。「変わらない」とした人は44％、「減った」とした人は19％。

　支給額では昨夏より増えた人が37％いますが、支給額に満足しているのは21％と、増えてはいるものの満足とまではいかない人が16％いることがわかります。会社の業績としては大きな黒字が出ているわりに社員への還元が少ないとか、あるいはもともとが少額で、増えたといっても満足できる額ではないといった理由かもしれませんね。

　ボーナスの使い道は、64％が「預貯金」と回答。続いて、「生活費の補てん」22.7％、「ローンの返済」16.9％と続きます。「預貯金」と回答した人では、49％の人がボーナスの半分以上を預貯金すると回答しています。