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猛暑日到来で熱中症に注意! 47都道府県中42道府県では1日に必要な水分量を摂取していないことが判明
[2015/7/21 14:30]
「水を考えるプロジェクト」は、熱中症による体調不良を起こしやすい夏の水の飲用状況の調査結果を発表しました。調査は全国47都道府県のf10代から60代の男女4,700名(男女各都道府県50名ずつ)を対象に実施。
調査では、日に必要な水分量1200mlを摂取できているのは、京都府、静岡県、宮城県、鳥取県、東京都の5都府県だけ。47都道府県中、42都道府県が必要水分量を摂取できていないことがわかりました。
とくに山口県では、必要量の半分も水分摂取できていないことが明らかに。また、ニュースで国内最高気温の地域として、埼玉県熊谷、岐阜県多治見、群馬県館林の名前が上がりますが、埼玉県・岐阜県・群馬県は飲用量が少なめという結果になりました。
調査では、約4人に1人が「熱中症の経験がある」と回答。また、めまい、失神など軽い熱中症を経験しているにもかかわらず、そのことを自覚していない“隠れ熱中症”が半数を超えることもわかりました。
「水を考えるプロジェクト」では、のどが渇く前のこまめな水分補給、ミネラル入りの水分補給、起床時と入浴前後の水分補給を呼びかけ、1日に1200mlは水分を摂取するよう注意を促しています。
「水を考えるプロジェクト」は、日本医療栄養センター所長の井上正子さん、水問題に詳しいジャーナリストの橋本淳司さん、水中微生物研究の専門家 矢野一好 首都大学客員教授らが中心となって活動するプロジェクト。水の安全性などに関する情報を提供し、啓発活動を行っています。