「3高」はもう古い？　優しさ・愛情・安心感の「3温」がモテる時代に～女子高生・女子大生が「結婚相手に求める条件」

　女子高生・女子大生の動向調査・研究機関「GIRLS’TREND研究所」は、7月に実施した「将来像に関する意識調査」の結果を発表しました。サンプル数は443。対象はいずれも、フリューが運営する「ピクトリンク」会員の女子高生・女子大生です。

　結婚相手に望む条件について1人あたり3つ選択してもらったところ、最も多かったのは「優しい」42.9％、第2位は「自分のことをずっと愛してくれる」34.8％、第3位は「安心感がある」25.7％という結果に。

　何を与えてくれるのか、どのような接し方をしてくれるのかといった観点を重視する傾向が見られ、女子高生・女子大生は、自分自身を温かい気持ちにしてくれる“3温”男子を結婚相手として望んでいると分析しています。

　バブル期に支持を得ていた“3高”の条件については、「高身長」が第7位、「高収入」が第10位、「高学歴」が第19位。「大企業に勤めている」の選択率は0％で、社会的地位にはこだわりがないようです。

　そんな若い女性たちがイメージする30歳時点の自分は、回答者全体の88.7％が「結婚している」、84.9％が既婚で「子供がいる」という結果に。非婚時代と言われますが、優しいパートナーを得てゴールインすることを夢見ている女性がほとんどのようです。

　仕事については「やりたい仕事をバリバリしている」48.3％が大差で1位に。2位の「パートやアルバイトで少し仕事をしている」は18.1％で、7割弱の女性が仕事を続けていることを望んでいます。

　結婚と出産を経験し、仕事もバリバリとしていたいという女性の割合は全体の49.5％とほぼ半数を占め、女子高生・女子大生が支持する将来像は、仕事と家庭を両立するキャリアママ。収入のすべてを結婚相手に頼るのではなく、自らも働いて家計を支えるイメージを描く若い女性が増えたことから、男性に求める要素の優先度にも変化が見られるようです。