ゲーム・ホビー

ポケモン×Niantic×任天堂による、位置情報を活用したスマホ用ゲーム「Pokemon GO」発表! 2016年サービス開始

[2015/9/10 20:38]

 株式会社ポケモン、Niantic, Inc.、任天堂株式会社は、Android/iOS端末向けの新サービス、「Pokemon GO」を2016年にスタートすると発表。発表にあわせて、「Pokemon GO」の世界を体感できる映像がポケモンの公式YouTubeチャンネルで公開されました。

 「Pokemon GO」は、AndroidとiOS向けに、2016年サービス開始予定。基本プレイは無料、アイテム課金有りのサービスとなる予定です。

左からゲームフリークの増田氏、ポケモンの石原氏、Niantic CEOのハンケ氏、任天堂の宮本氏

 「Pokemon GO」は、位置情報を活用することにより、現実世界そのものを舞台として、ポケモンを捕まえたり、交換したり、バトルするといった体験ができるゲームになるとのこと。

「Pokemon GO」はモニターの中だけで完結せず、プレイヤーは実際に家の外に出てポケモンを探したり、他のプレイヤーと出会いながら楽しめるゲームとなるそうです。

Niantic CEOのハンケ氏(左)と石原氏

 開発を担当するのはGoogleの社内スタートアップから始まったNiantic, Inc.。Nianticは現実世界と仮想世界を重ねあわせる、位置情報を活用したスマホ用陣取りゲームアプリ「Ingress」を提供しています。

 Ingressでは、仮想世界の「ポータル」は現実世界の場所、コンビニや駅、店舗、施設、観光名所などにあり、ユーザーはポータルへたどり着くために現実世界を歩き回ることになります。ポータルからポータルへ移動するうちに8km歩いていたといったこともザラにあり、熱心なユーザーでは10kg以上痩せたという報告も多く上がっています。サービスはワールドワイドで展開されており、ポータル同士を結びつけるリンクは国境を超えることも少なくありません。

「歩きスマホ」をしなくても「Pokemon GO」が遊べるデバイス、「Pokemon GO Plus」の発売も予定

 「Pokemon GO」では、スマホ画面を見続けなくても「Pokemon GO」を遊べるデバイス、「Pokemon GO Plus」の発売を予定。「Pokemon GO Plus」の開発・製造協力として、任天堂株式会社が参画。また、ポケモンの世界観をしっかりと表現するために、株式会社ゲームフリークの増田順一氏も参画しています。

任天堂の宮本氏(左)とポケモンの石原氏

 ポケットモンスターは世界的な人気コンテンツであることから、ワールドワイドでサービスを提供しているNianticと組むことで、Ingressのように海外へ行ったときも楽しめるゲームになる可能性がありそうです。

 発表では、「ポケットモンスター」シリーズは、ポケモンの交換やバトルといった要素によってプレイヤー同士が繋がる、ゲーム内で閉じないことを大事にしてきたゲームであり、「『Pokemon GO』は、そんなポケモンの世界を更に拡げ、これまで以上にリアルとバーチャルを行き来しながら楽しむことのできるゲームになります。」としています。


c2015 Pokemon. c1995-2015 Nintendo/Creatures Inc. /GAME FREAK inc.
c2015 Niantic, Inc.

[工藤ひろえ]