シルバーウィーク、5割強が「未定/予定なし」。予定がある人では、お金を出すのは60代がメイン
ビデオリサーチは、「シルバーウィークの過ごし方」に関する調査を実施、結果を発表しました。調査は9月上旬全国15~74歳を対象に実施、有効回答数は1,150サンプル。
調査は9月上旬に実施したものですが、シルバーウィークの予定について、全体の5割強が「まだわからない/特に予定は無い」と回答。
今年のシルバーウィークは9月19日(土)から23日(水・祝)までの5日間。土日が休日の人にとっては5連休となりますが、2016年は9月17・18・19日が3連休で、平日2日を挟んで22日(木)が祝日。ゴールデンウィークとは違って毎年まとまった休みになるとは限らないこともあり、早く予定を組む人は半分以下となっています。
予定は未定という人も含めてシルバーウィークに使うと思われる予算金額を聞いたところ、平均は1万2,971円。年代別に見ると、60代が最も高く1万7,650円という結果となりました。
予算最高額は60万円の「バリ島に行く(60代女性)」。一方、国内旅行の最高額は30万円で、これも60代男性。10万円以上の高額予算を回答した人のうち、60代が3割弱を占めていました。
出費予定額の最も高い60代ですが、どんなことをするかを聞いたところ、「三世代の家族でゴルフ(60代女性・予算12万円)」、「子どもや孫と食事(60代男性・予算10万円)」、「息子夫婦と温泉旅行(60代女性・予算10万円)」など、子どもや孫の分も負担していることがわかりました。
一方で、「義母の誕生日祝いを子供、孫と集まって祝宴をする(60代女性・予算20万円)」、「毎年恒例の母と母友を少し高級な和食レストランで御馳走する(60代女性・予算2万円)」、「実家に帰り老いた父と語らう(60代女性・予算1万円)」など、60代が80代以上の親に親孝行する姿も浮かび上がります。
調査を実施したビデオリサーチでは、「少子高齢化が進んだことで、60代は子や孫からも、自分の親からも頼られ、お金を多く負担する立場にある」と分析。現在は、60代はまだまだ老けこむわけにはいかない世代のようです。