ネットの話題

JR連続不審火で逮捕された、42歳自称ミュージシャンの歌がとんでもなくヘタだと話題に

[2015/9/16 17:45]

 JRの連続不審火の事件で逮捕された42歳自称ミュージシャンは、Instagramへの写真投稿や、Twitterでの情報発信などネットサービスをかなり利用していることが報道されています。

 YouTube上では容疑者がボーカルをつとめていたバンドの演奏が公開されていて(こちら)、ミュージシャンと名乗っているわりにとんでもなくヘタだと話題になっています。「中学生のバンドのほうがマシ」、「容疑者の歌くっそわろてる」、「イケメンなのに歌が残念」、「才能が無いことを、それとなくわからせてやれる周辺の人が居なかったんだろうな」など同情のコメントまでが出ています。

 自称ミュージシャンのTwitterInstagramアカウントとも現在はまだ生きていて、誰でも見ることが可能。容疑者男性が結成していたバンドのサイトも公開されていましたが、現在は見ることができなくなっています。バンドのサイトでは、「燃えろ!燃えろ!」といった過激な歌詞が掲載されていたため、テレビなどでも報道されていますが、スラッシュメタルなどではかなり過激な歌詞がふつうにあることから、事件につながるメッセージなのかどうかは微妙なところです。

 Twitterアカウントは、2012年9月30日のツイートが最後で最近は利用していないようです。一方、Instagramの最新の投稿は「1日前」。Instagramでは、報道されているように鉄道関連の施設や設備の写真もありますが、他人には意味がわからないメッセージが飛び交う画像が圧倒的に多く、印象に残ります。

 ちなみに、容疑者は東京電力の原発事故以来、原子力発電に反対しており、「JRが電気を使いすぎている」と言っていたと報道されています。JR東日本は自前の火力発電所と水力発電所を所有、使用する電力の約6割ていどを自社電力でまかなっています。東日本大震災の原発事故による電力不足が起こった際は、自社設備の節電を行い、東京電力に電力供給も行ないました。

 容疑者の頭の中では「正義の鉄槌」だったのかもしれませんが、ネットを使っていたのなら、何万人もの通勤・通学客に迷惑をかける前に、一度検索して思い込みではないか事実を調べてほしかったところです。

[工藤ひろえ]