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ベッキーさんの寄付報道について、ユニセフが「寄付履歴を開示した事実はございません」との公式コメント発表

[2016/3/2 01:32]

 ユニセフは3月1日(火)、「ご寄付いただいたみなさまの個人情報の保護について(2016年2月発売の週刊誌記事に関連して)」と題して公式コメントをサイトで公開しました。

 ユニセフの公式コメントは以下の通り。



2016年2月に発行された週刊誌の記事の中で、「ユニセフ関係者が特定個人の寄付履歴を同誌に開示した」といったことを内容とする記述がございますが、そのような情報を当協会が同誌を含む第3者に開示した事実はございません。

本記事掲載前、同誌より電話にてお問い合わせをいただきましたが、「当協会は、個人情報保護と法令順守の理由から、寄付者の同意なく寄付履歴などを開示することはできないし、したがって、寄付の有無についても肯定も否定もできない」と回答しております。


 「2016年2月に発行された週刊誌」は、2月25日に発売された『週刊新潮』を指すものと見られます。『週刊新潮』は、2月25日発売の号でベッキーと「ゲスの極み乙女」の川谷さんの不倫騒動に関する記事を掲載。そのなかで、ベッキーさんがユニセフに募金をし続けたおかげで、アフリカに5つも校舎を建てることができたというエピソードを紹介しています。

 記事では、募金のことは決して口外しないでほしいとベッキーさんから念押しされていたところ、ベッキーさんの苦境を見かねたユニセフ関係者がベッキーさんの多額の寄付について明かした話とされていましたが、それがユニセフによって否定されたことになります。

 ユニセフとしても、寄付者の意志に反してユニセフが個人の寄付に関する情報を漏らしたと受け取められる記事は今後の募金活動に影響を及ぼしかねないことから、“情報源はユニセフ関係者”との報道を否定するコメントを発表したものと見られます。

 ベッキーさんの寄付でアフリカに校舎が5つも建ったという美談報道について、ネットでは「不倫と寄付関係なくね?」、「いまはいかにもな美談は逆効果では」など冷めた感想が多く、あまりベッキーさんのイメージアップにはつながっていないよう。

 今回ユニセフが、美談のネタ元はユニセフという報道を公式に否定するコメントを発表したことで、ネットでは「ネタ元は事務所しかないんじゃ?」との指摘もあり、美談報道は、ようやく沈静化しつつあったところに、逆に新たな“燃料”を提供することになってしまうかもしれません。

[工藤ひろえ]