ネットの話題

経歴詐称で話題のショーンKさん、セミナー案内のプロフィールは細かく変更していた!~ネットでは面白がる声が多数

[2016/3/16 17:13]

 今年に入ってスクープを連発している『週刊文春』が、今週発売の3月24日号でショーンKさんの経歴詐称を報じてまたまた話題になっています。週刊文春WEBの記事はこちら

 週刊文春の記事で、ショーンKさんは、「サイトの経歴は間違いで故意の経歴詐称ではない」と弁明。「作成を依賴したもので、間違いが掲載されたままになってしまっていた」というのがショーンKさん本人の弁です。

 ところが、ショーンKさんが講師として招かれたネット上の企業セミナー案内やセミナー情報サイトを見てみると、セミナーごとに微妙にプロフィールが変わっていることがわかりました。

マメに書き変えられている企業セミナーのプロフィール

 大手証券会社主催で2010年に開催されたセミナーのプロフィールでは、「スイス、ローザンヌ IMD(国際経営開発研究所)、INSEAD(シンガポールキャンパス)、南カリフォルニア大学経営大学院など国内外大学、経営大学院客員講師、研究員」と海外の大学研究員の肩書を並べるなど“国際派”を強調。

大手証券会社主催のセミナーページに掲載されたプロフィール

 ネット証券会社が2016年2月に開催したセミナーでは、「金融、製造業、ハイテク、情報通信、産業財、メディア、バイオなど大手から中小零細企業まで710社(2014年現在)を超える日本企業、外資系企業の様々な事業領域における経営計画策定、事業再生、事業開発などの助言、実行支援業務に従事」とクライアント数の多さを強調したプロフィールになっています。

ネット証券会社のセミナーページに掲載されたプロフィール

 また、セミナー情報を提供するサイトのプロフィールでは、「大手から中小零細企業まで600社以上の日本企業、外資系企業の様々な事業領域における『成長と再生』の戦略コンサルティング業務に従事」とあり、中小企業のコンサルも手がけていることをアピール。

 マメに書き換えられているセミナーページのプロフィールを見ると、自サイトのプロフィールが「人に作成を頼んだために間違いがあったようで、10年以上もの間、現在までそのままになっていた」という弁明は、にわかには信じがたいものがあります。

ネットでは、「すごい」「このネット時代に嘘だらけの経歴詐称が通用するのか」と驚きの声

 ネットでも「すげぇ。もはや経歴詐称を超えて、事実が一つもないレベル。『顔と声と英語』にハッタリで出世したのだろう。こんな奴がベンチャーやM&Aを語ってたのなら、経済報道のレベルが低いわけだ」という厳しいツイートが2,000以上リツィートされるなど、「華麗な経歴は全部ウソ」と見る人がほとんどのよう。

 また、「このネット時代に、嘘だらけの経歴詐称が通用するのか」とむしろ感嘆する声や、「報道番組のコメンテーターとか、こんなウソまみれの経歴でなれるんだ。マスコミって人のことはいろいろ言うくせに起用する人は全然調べないということがわかった」という辛辣な声も。

 一方で、不倫報道で一躍有名になった山路徹さんは「ショーンKさんの件は残念ですね(>_<)何度か仕事でご一緒しましたが、とても感じが良い気さくなダンディーといった人で、コメントも分かりやすいしファンも多かったと思います。潔くケジメをつけた事だし、私的には早く復帰して欲しいと思います(^o^)」とツイート

 Twitterでも、「ショーンKを初めて見たとき、胡散臭そうだと思ったけど、コメントはいい人だと記憶」というつぶやきもあり、セミナーの話やコメントは「よかった」という声もあるようです。

 また、「声は本当に良かったのに残念」と魅惑の低音ボイスを惜しむ声も複数上がっています。

 「完全に騙されてた」という人も、怒っているツイートはあまり見られず、「ここまで詐欺るともはや許されるレベルかも(汗)」、「ショーンKの詐称騒ぎがおもしろすぎる」など、面白がるコメントが多数見られます。

 報道番組でコメンテーターに起用して知名度アップに貢献したテレビ朝日や、4月から報道番組のメインキャスターに抜擢したフジテレビは許してくれないかもしれませんが、キャラクターに好感を持っていた人も多いのは確かのよう。今後活躍する余地も、どこかにあるのかもしれません。

[工藤ひろえ]