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乙武氏が不倫報道で謝罪「私の行いは妻を裏切る行為で許されるものではない」~ネットの反応はさまざま

[2016/3/24 13:05]

 3月24日(木)発売の「週刊新潮」で、乙武洋匡氏が妻以外に5人の女性と不倫関係にあったことが報道されました。

 乙武氏のTwitterは3月10日から2週間近くつぶやきが止まっていましたが、24日になって「このたびは私の不徳の致すところにより、多くの方にご迷惑、ご心配をおかけして、たいへん申し訳ございません」とTwitterで謝罪。あわせて、「週刊新潮の報道について」と題した謝罪文を乙武氏の公式サイトで公開しました。

乙武氏と妻・乙武仁美さんが公開した謝罪文

 乙武氏は謝罪文で、「報道された私の行いは、これまで支えてきてくれた妻と、私を慕ってくださっている方々を裏切る行為であり、決して許されるものではありません」と反省の弁を述べています。また、以前から妻と話し合いを続けてきたことを明かし、「妻は私を許し、やり直そうと言ってくれました」と説明。

 「失った信頼を回復するのは決してたやすいことではありませんが、いま一度、自分を見つめ直し、家族と向き合っていく所存です」と家庭での信頼回復に務める決意を述べ、家族や関係者へお詫びしています。

 乙武氏については、自民党が夏の参院選候補として擁立する方針を固めたと報道されています。


「奥さんが許しているならいいんじゃない」「演説もポスターも見たくない」ネットの反応はさまざま

 乙武氏についてのネットの声は、不謹慎すぎて紹介できないものも多いのですが、「乙武さんだって人間なんだよ… 男なんだよ… カンペキな人なんていないよ…」という声に代表されるように、Twitterでは乙武氏に本気で怒りを感じている人はさほど多くないようです。

 5人も不倫の相手がいたことに「正直うらやましい」という、男性からの正直な声も。家庭内の問題だけに、「奥さんが許しているなら他人が口を出す問題じゃない」というつぶやきも見られます。

 一方で、妻の乙武仁美さんまでが「このような事態を招いたことについて、妻である私にも責任の一端があると感じております。」とする謝罪文を発表したことには違和感を持つ人もいるようです。

 「被害者の嫁に謝らせるとか」、「なんで嫁まで出してきてんだか…。浮気して妻が謝るとかなんじゃそりゃ。奥さん的には乙武ブランドが傷つく方が自分とって不利益と感じたのかね?」など、浮気された妻が謝ることに違和感を感じる人が少なくないよう。

 また、「乙武さんの奥さんが謝ったのは、選挙向けに火消しをする為だろうな。奥さんが庇ったら他から叩き辛いから」など、選挙に向けて叩かれる材料を事前に解決しておこうという思惑があるのでは、という指摘も見られます。

 週刊新潮は乙武氏本人の弁として「子どもができたことで妻が母になった」ことが浮気の原因と報道しており、主婦層の反応が気になるところですが、女性でも「奥さんが許しているならもういいんじゃない」といったつぶやきや掲示板の書き込みが複数見られる一方で、「演説もポスターも見たくない」という人も。

 また、乙武氏が障碍者であることを考慮すべきという声が多い一方で、「障碍者だから許してもいいんじゃないっていうのは差別だし根底的に差別意識がないとそういう発想にはならないよね」という厳しいつぶやきも見られます。

[工藤ひろえ]