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『鋼の錬金術師』実写化のニュースにネットで悲鳴「え? 泣くよ? まじやめて」「失敗する未来しか見えない」

[2016/3/29 14:50]

 livedoor NEWS(日刊サイゾー)は3月29日(火)、「Hey!Say!JUMP・山田涼介が人気コミック『鋼の錬金術師』実写化で主演へ」という記事を公開しました。

 山田涼介さん主演の映画『暗殺教室―卒業編―』が3月25日に全国公開されましたが、昨年3月に公開された前作「映画 暗殺教室」は、最終興収27.7億円の大ヒット。今回も興行収入で初登場1位を記録し、2日間で動員54.5万人、興収6億超えで、前作と比べて1.5倍の客入りとなりました。

 日刊サイゾーは、「次に事務所が選んだ作品が人気漫画の『鋼の錬金術師』の実写化」という映画関係者の話を記事にしています。「事務所は『鋼の錬金術師』で日本アカデミー賞の最優秀主演男優賞を狙いたいようだ」とも。

『鋼の錬金術師』デジタル版コミック第1巻の表紙。物語の主役である兄弟エド・アルは金髪。登場人物の名前もほとんど西欧風で、錬金術の栄えた西欧世界がベースの世界を舞台とした作品です
©荒川弘/スクウェア・エニックス


 実写化についての記事を見た『鋼の錬金術師』ファンからは、「実写化はやめて!」との悲鳴が。

 Twitterでは、「ふざけんなよおなんで実写化する必要があるんだよお原作で!アニメで!完成されてるものをなぜ壊そうとするんだよお!」、「ハガレン実写化とかふざけんなよ?」、「もうマジでやめてください、実写化やめて、本当にやめて」など、作品ファンの悲痛な叫びが多数。

 「ハガレン実写化とか… そもそも日本人に出来るの?」というツイートがあるように、登場人物が外国人風のマンガやアニメの実写化は絵的に無理があると考えている人が少なくないようです。

 「実写化はなんかもう毎度だからいいけどキャスト今出てる人がほんとなの?なんで?感ははんぱない」、「ジャニーズが悪いとか嫌いとかじゃないけど何でもかんでもジャニーズ使えば良いと思ってるふしがあるから、ジャニーズとか持ってきたら処すから(真顔)」など、キャスティングに異議を唱える意見も。ジャニーズ主演が多すぎると感じる人も少なくないようです。

 「最近実写化しすぎよなァ……」、「何でもかんでも漫画アニメを実写化するのはよくないんじゃないかなぁ……」とつぶやく人も。

 また、「実写化でも面白いやつは面白いけど」、「デスノートは良かった」というつぶやきに見られるように、作品によっては実写化が原作ファンにも評価される例はあり、山田涼介さん主演の映画『暗殺教室』も興行的に成功しています。

 アニメ・マンガ作品ファンは実写化すること自体がダメ、と言っているわけではなく、実写化が馴染む作品とそうでないものがあると考えている人が多いもよう。

 『鋼の錬金術師』については、登場人物が外国人風であることや、特撮を多用する必要がありそうな作品内容から、「失敗する未来しか見えない」というのが大多数の作品ファンの見方のようです。

[工藤ひろえ]