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東京23区の「子育てのしやすい街ランキング」発表! 1位は練馬区。足立区も5位にランクイン

[2016/4/13 19:17]

 不動産・住宅情報サイト「HOME'S」を運営する株式会社ネクストは4月13日、東京23区の「子育てのしやすい街ランキング」を発表しました。

 調査の結果、「子育てのしやすい街ランキング」1位に輝いたのは練馬区。待機児童数は23区中14位であるものの、公園の数が多い点や、保育園の定員数の前年比増などが高得点につながりました。

 2位は大田区で、2014年から2015年にかけて待機児童数が大幅に減少したことが高得点の要因とのこと。

 3位は、臨海エリアを中心に人口が増加中の「江東区」。小児科や保育園の数は平均的ですが、保育園の今後の増加見通しが期待できることで、上位にランクインしました。

 ランキングは、保育園数、保育所定員数、待機児童数、待機児童数の対前年増減、今後の増加見通し、小児科の数、都市公園の数、犯罪の少なさの8項目をそれぞれ偏差値化し、その平均で得点が算出されています。

東京23区の「子育てのしやすい街ランキング」(株式会社ネクスト調べ)

 やや意外なのは、ネットでいろいろ言われがちな足立区も5位にランクインしている点。犯罪の少なさでも偏差値53.1(数値が高い方が犯罪が少ない)と高ポイントをマーク。さらに意外なことに、犯罪率では千代田区の偏差値が10.2とダントツ最下位となっています。

 この点については注意書きがあり、「犯罪率は件数に対する人口比から算出しているため、人口数が少ない千代田区は犯罪率が高くなってしまう」とのこと。

 オフィスビルは住んでいる人はいませんが、空き巣などの犯罪は起こります。また、繁華街も遊びに来た人による暴力事件などのトラブルが起こるため、繁華街を抱える新宿区、渋谷区、豊島区なども他の区に比べて犯罪率が高くなっています。住んでいる人より働きに来る・遊びに来る人の方が多い街では、犯罪率は割り引いて考えた方が良さそうです。

[工藤ひろえ]