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3D投稿サイト「IJIRO」が開始2日でサービス完全停止。「安心できる配慮や仕組みが欠けていた」
[2016/5/13 18:03]
セルシスが11日に公開した3Dコンテンツ投稿サイト「IJIRO」が、13日にサービスを完全に停止しました。
IJIROは、各ユーザーが投稿した3Dコンテンツ閲覧のほか、キャラクターやモーションを入れ替えて別のコンテンツとしても投稿できるのが特徴で、「3Dデータはクリエイターに活用されることを想定して公開されるものの、多くの場合は埋もれていく。そのような3Dデータの活躍の場を提供する目的から生まれた」としていました。
しかし、公開直後から、MMD用のデータが使え、優秀作品には賞金が発生することなどから、同人的にMMDモデルを配布しているモデラーさんの多くが、使用規約にIJIRO禁止を盛り込む事態に発展。IJIROの利用規約に「第三者が提供するものを利用する場合、必ず許諾を得てから投稿するものとします」としたことも批判を集めました。
同社では批判を受けて、利用規約の改訂なども行なっていましたが、2016年5月13日16:50に公式Twitterで「3Dモデル製作者の皆さまに安心してお使いいただくための配慮や仕組みが欠けておりました。ご迷惑やご心配をおかけして誠に申し訳ございません。安心してご利用いただける準備が整うまで、IJIROのサービスを完全に停止いたします」とツィートして、サービスを停止しました。
IJIROのサービスを開始いたしましたが、3Dモデル製作者の皆さまに安心してお使いいただくための配慮や仕組みが欠けておりました。ご迷惑やご心配をおかけして誠に申し訳ございません。
— CLIP セルシス公式 (@clip_celsys)2016年5月13日
安心してご利用いただける準備が整うまで、IJIROのサービスを完全に停止いたします。