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「SNSと職場コミュニケーション」実態調査、63.6%が「上司とSNSでつながりたくない」

[2016/5/25 14:45]

 オウチーノ総研は「SNSと職場コミュニケーション」実態調査の結果を発表しました。調査は首都圏在住の20歳~39歳の860名を対象に5月、インターネットによるアンケートを実施したもの。

 調査によると、SNSで職場の人とつながっている人は、LINEで61.3%、Twitterで20.5%、Facebookで37.6%、Instagramで17.7%。

 また、「職場の人とSNSで繋がることについて、どう思いますか?」との質問には、63.6%が上司とSNSでつながりたくないと考えていることがわかりました。

LINEでは「職場の人とつながっている」率が6割超

 SNS別に見ると、利用者が最も多いLINEは、職場の人とつながっている率も最も高く、3人に1人が上司とLINEでつながっていることがわかりました。

 次いで職場の人とのつながりが濃いのはFacebook。Facebookでは、約15%の人が上司とつながっています。

 一方で、ハンドル名で利用している人がほとんどで匿名性の高いTwitterでは、上司とつながっている人は5.3%。同期でも11,6%と1割程度にとどまっています。

 全体では、いずれかのSNSに登録している人のうち78.1%と、8割近くがSNSで職場の人と繋がっているという結果になりました。


上司とSNSでつながりたくない

 いずれかのSNSに登録している人を対象に、職場の人とSNSで繋がることについて、相手を社長や役員、上司、同期、部下と分けて質問したところ、「社長や役員」とつながりたくないと回答した人は73.4%、「上司」は63.6%と、過半数の人が「つながりたくない」と考えていることがわかりました。

 体調が悪いからと早退した人が実際には飲み会に参加していたことが、Facebookの画像タグ付けから職場の上司にバレた、といった実例もあり、「SNSでは上司とはあまりつながりたくない」という人が多数派のようです。

[工藤ひろえ]