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有料TV不正視聴プログラムを17歳少年が公開した事件にB-CASがコメント~「安易に不正なプログラムを掲載することへの警鐘」

[2016/6/9 21:53]

 B-CASカードを発行するビーエス・コンディショナルアクセスシステムズ(B-CAS)が9日、有料テレビ放送不正視聴プログラムをネットに無償で公開した少年が逮捕された事件について、「従来の改ざんカードと同様に違法であると捜査当局が摘発したもの」とコメントを公開しました。

 この事件は、警視庁・佐賀県警察合同捜査本部が、テレビの有料放送を無料で視聴できるようにする不正なプログラムをインターネットで公開したとして、佐賀市の17歳の少年を不正競争防止法違反の疑いで逮捕したと、6月8日に発表しました。

 B-CASでは、「有料放送を不正に視聴できるプログラムを提供する行為は、B-CASシステムを脅かす重大な犯罪です」と従来からの見解を説明。

 今回の事件については、「不正なプログラムをインターネット上に無償で掲載しても、従来の改ざんカードと同様に違法であると捜査当局が摘発したもので、安易に不正なプログラムを掲載することに警鐘を鳴らすものと受け止めています」として、「当社としては、今後も不正な行為に対しては関係当局及び関係各社と連携し、厳正に対処していきたいと考えています」とコメントしてます。

 なおB-CASのサイトでは、「不正改ざんカードについて」のページを用意して、「B-CASカードの不正改ざんおよび不正改ざんカードの販売、使用は、いずれも刑事罰の対象となります」と警告しています。

[古川 敦]