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ビデオリサーチが関東地区テレビ視聴率調査世帯を1.5倍に拡張。タイムシフト視聴測定も開始~スマートデバイスの視聴測定も準備を開始

[2016/8/26 21:24]

 ビデオリサーチが26日、関東地区テレビ視聴率調査の仕様を2016年10月3日(月)から変更すると発表しました。変更理由は、生活者(視聴者)の多様化、デジタル化による視聴形態の変化から生じている“テレビ視聴の分散化”に対し、視聴者の実態をより詳細に捉えたメディアデータを提供するためとしています。

 具体的には、2013年9月30日より実施している「タイムシフト視聴調査」(関東地区視聴率調査の仕様設計に準じて設定した300世帯)を、現在の視聴率調査600世帯に統合し900世帯に拡張。

 この900世帯全てにおいて、視聴率調査と同時にタイムシフト視聴測定にも対応できるセンサーを配備し、900世帯内でのタイムシフト視聴測定開始。「拡張された関東地区視聴率調査をもとに、これからのテレビメディアデータのあり方やデータ提供内容について引き続き検討を進めていく」としています。

 また、スマートデバイスによるテレビ視聴の測定についても準備を開始。2016年10月から試験的に実態を把握する取り組みを開始し、これからのテレビ視聴測定範囲の拡大およびデータ提供のあり方などについても検討していくとしています。

[古川 敦]