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オムロンの卓球ロボが「最初の卓球コーチロボット」としてギネスに掲載~「素晴らしい日本の匠を、世界中の人々に伝えられて大変嬉しい」とギネス匠ニッポンリーダー

[2016/9/9 14:49]

 オムロンの卓球ロボット「フォルフェウス(FORPHEUS)」が、「最初の卓球コーチロボット/First robot table tennis tutor」として、ギネス世界記録に認定されたと発表されました。

 フォルフェウスは、2015年10月に「CEATEC JAPAN 2015」に、“人の能力を引き出す”技術を紹介するために出展。2016年1月6日に、「最初の卓球コーチロボット/First robot table tennis tutor」としてギネス世界記録に認定され、2016年9月8日に発売された「ギネス世界記録 2017」に、「2015年10月、日本のオムロンが台の上のセンサーが対戦相手の位置と球の動きを1秒間に80回計測、球の軌道を予測して打ち返し、球の到達点も映し出す」卓球コーチロボットとして紹介されました。

卓球ロボットの技術を公開!

 ギネスワールドレコーズジャパンの匠ニッポン・プロジェクト・リーダー ヴィハーグ・クルシュレーシュタ氏は「2014年に『匠ニッポン』というプロジェクトを立ち上げ、ギネス世界記録を通じて日本の素晴らしい技術を世界に向けて発信してきました。この度、オムロン株式会社の技術力を結集して開発された『フォルフェウス』の記録も匠ニッポンの記録となります。このような素晴らしい日本の匠を、世界中の人々に伝えられることを大変嬉しく思います」とコメントしています。

 フォルフェウスは、“Future Omron Robotics technology for Exploring Possibility of Harmonized aUtomation with Sinic theoretics”の頭文字をとり、オムロン独自の未来予測理論「SINIC理論」に基づく、オムロン独自のロボット技術を表現した造語。「For(向かう)」、「ORPHEUS(人間の創造性を象徴するギリシャ神話の吟遊詩人)」と読ませることで、“人間の創造性に向かっていくオムロンの姿勢”を表しているとのことです。

[古川 敦]