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「太陽の塔」内部の再生工事前最後の一般公開参加者を募集中~46年前の大阪万博当時の姿が見られる最後のチャンス

[2016/9/15 12:17]

 芸術家の岡本太郎氏が、1970年に大阪府吹田市で開催された日本万国博覧会(EXPO'70・大阪万博)の会場に制作した「太陽の塔」。大阪万博のテーマ館のシンボルとして建造され、今も大阪のシンボルの一つです。

 「太陽の塔」の内部は万博終了後は一般非公開とされていましたが、2003年に日本万国博覧会記念機構が独立行政法人となったのを記念して、消防署から特別に許可が下り、33年ぶりに限定公開。以降2007年3月31日まで、不定期に一般公開されました。ただし、この一般公開は、著作権の関係から内部の撮影は禁止で、消防法の関係上、塔内の見学は1階のみで上層階へは上がれませんでした。

 その後、耐震補強工事行ない公開される予定でしたが延期を重ね、現在は2018年に塔内部の全体を一般公開する予定で、太陽の塔内部再生」事業として進められています。

 この一環として、「内部再生」前最後となる内覧会が10月29日(土)に開催されます。46年前の大阪万博当時の姿が見られる最後の内覧会となります。当日は12時30分から17時まで15分間の観覧を18回実施されます。

1970年当時の太陽の塔内部(生命の樹)。「太陽の塔内部再生」前最後の内覧会参加者を募集ページより

 定員500名で、9月30日まではがきによる応募を受け付け(当日消印有効)、応募多数の場合は抽選となります。

[古川 敦]