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煽りのネタ本? 社会からも女性からも排除された“生き地獄”を描くコミック単行本「漫画ルポ 中年童貞」9/28発売

[2016/9/27 16:40]

 リイド社は、単行本コミック「漫画ルポ 中年童貞」を9月28日に刊行します。定価は1,080円(税込)。電子書籍版も同時刊行で、主要電子書籍ストアでは紙版と同じ1,080円で予約販売されています。

表紙と帯からして全力で煽ってきてる感が。単行本コミック「漫画ルポ 中年童貞」(リイド社刊)

 「漫画ルポ 中年童貞」は、30歳を超えて未経験の「中年童貞」たちの実態を、インタビュー取材と著者の実体験をもとに描く問題作。漫画は桜壱バーゲン(さくらいちばーげん)さん、原作は中村淳彦さんが担当しています。

 日本に200万人以上いると推定されるという中年童貞をタイプ別に可視化したコミックで、介護施設にはびこる中年童貞、アニメ・アイドルオタクの中年童貞、ネット右翼の中年童貞、高学歴中年童貞、同性愛に走った中年童貞、AV男優なのに童貞の男、婚活で失敗続きの中年童貞など、実在する中年童貞が全8章で10人登場します。

 表紙を見ただけで、「これは絶対にネットで煽りに使われるな!」という印象。

 原作者の中村淳彦さんには「ルポ 中年童貞」(幻冬舎新書)の著書があり、内容的には重複する部分が多そうですが、やはり文章より、ぱっと見るだけでいろいろな情報が伝わる絵のインパクトというのは凄いもの。

 発売後はネットのあちこちで見かけることになりそうです。(なお、出版物をSNSなどで無断配信するのは著作権侵害にあたります。)

[工藤ひろえ]