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BSデジタル開始時に開局した「ウェザーニュース」が本日30日(金)24時で放送終了~通信環境の劇的な変化で。ほぼ同内容のWEB版をオープン

[2016/9/30 21:58]

 ウェザーニューズがBSデータ放送910chで放送中の「ウェザーニュース」が、2016年9月30日(金)24時で放送を終了します。

2000年12月放送開始時の放送画面

 同社は、2000年12月に日本でBSデジタル放送が始まるにあたり、ウェザーニューズより直接テレビを通じて24時間いつでも気象情報をお知らせできるように放送事業に新規参入。2008年岩手宮城内陸地震、2009年中国・九州北部豪雨、2009年兵庫県西・北部豪雨、2010年奄美豪雨、2011年新燃岳噴火等では、一部の避難所にテレビモニターを設置し、BSデータ放送ならではの特性を活かしたとしています。

 しかし、「この15年間の通信環境の劇的な変化により、インターネットやスマートフォン、SNS等代替となるメディアやサービスが広く認知され、いつでも気象情報を入手できる手段が幅広く普及したことから、当初想定していた放送を通じて行なう役割を果たした」と終了の理由を説明しています。

 なお、放送終了とともに再放送同意についても終了します。

2016年8月現在の放送画面

 また、この終了に伴い、これまでの放送を踏襲したWEB版の「ウェザーニュース SOLiVE24」を開設。BSデータ放送910ch「ウェザーニュース」とほぼ同様のデザインを採用し、より高画質な動画で視聴できることが特徴となっています。24時間生放送の気象番組のほか、登録した地点のピンポイント天気や週間天気、視聴者チャットが見られます。

WEB版「ウェザーニュース SOLiVE24」イメージ
[古川 敦]