「小学二年生」が今年で休刊。「小学一年生」のみに～「子どもをとりまく環境が大きく変化」で91年の歴史に幕

　小学館は4日、学年別学習雑誌「小学二年生」を、2016年12月26日発売の2・3月合併号をもって休刊すると発表しました。これにより、同社の学年別学習雑誌は「小学一年生」のみとなります。

　同社の学年別学習雑誌は2009年度に「五年生」と「六年生」が休刊、2012年に「小学三年生」と「小学四年生」が休刊しています。

　「小学二年生」は1925年の創刊から91年。同社では「近年の子どもをとりまく環境は大きく変化しており、趣味嗜好が多様化している現在、読者のニーズに必ずしも合致しなくなってきました」と、休刊を決断した経緯を説明しています。

　今後については、「小学生向け出版事業にかける意欲はまったく衰えてはおりません。図鑑百科・創作読み物・学習まんがなど、さまざまな出版活動はさらに工夫を重ね、その基幹雑誌である『小学一年生』は、これまで以上の魅力的な企画を満載して引き続き刊行します」とのことです。

　さらに来春には、「小学一年生」を卒業した小学二年生～四年生をメインターゲットとした、まったく新しい学習増刊シリーズを立ち上げ、小学生向けの新ジャンルを開拓していくとしています。