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「片道100分」がトレンドワードに~日本一長い神奈川県の通勤・通学時間にネットの声「100分とか普通」「鬼畜すぎ」

[2016/10/5 13:45]

 「片道100分」がTwitterのトレンドワードになっています。元ネタは、総務省統計局が公開した「社会生活基本調査から分かる47都道府県ランキング」

 「社会生活基本調査から分かる47都道府県ランキング」では、通勤・通学時間や睡眠時間、退社時間などを都道府県別にランキングしています。

 中でも話題になったのが、通勤・通学時間のランキングで、トップの神奈川県は1時間40分。つまり100分ということで「片道100分」がトレンドワードに。ランキングの5位までは以下の通りで、やはり首都圏の長さが目につきます。

1位:神奈川県 1時間40分
2位:埼玉県  1時間34分
2位:千葉県  1時間34分
4位:東京都  1時間30分
5位:奈良県  1時間28分

 Twitterでは、「片道100分とか鬼畜すぎ」、「通勤時間片道100分とかあたまおかしい。正直30分でも嫌なのに」といった声がある一方で、「片道100分普通だろ」、「は? 片道100分がなんだって? 片道2時間超えるん普通ぞ?」という声も。

 つぶやきをよく見ていくと、神奈川県や東京の多摩地区にある大学キャンパスに自宅から通う学生の通学時間の長さが目につきます。学生の場合は嘆く声ばかりではなく、片道2時間の電車通学で、「アニメの消化が捗る」「読書が捗る」など、長い乗車時間をエンジョイしている人もいるもよう。

 社会人の場合は、職場から遠い実家を出て近場に部屋を借りたという経験談も複数見られます。通勤片道2時間、残業4時間といった場合、通常の労働時間8時間+通勤に往復4時間+残業4時間=16時間となり、残りのプライベートタイムは8時間しかありません。

 通勤時間の長さはやはり睡眠時間にも影響するようで、「社会生活基本調査から分かる47都道府県ランキング」の睡眠時間の長さランキングでは、神奈川県は7時間42分で最も睡眠時間が短い県となっています。

 仕事をしている人の平日の平均帰宅時刻をランキングにした「ゆう活!? ランキング」では、最も帰りが遅いワースト1位は東京都で19時45分。続いてワースト2位は19時29分の神奈川県。3位は19時27分の千葉県、4位は19時18分の埼玉県と続き、ここでも首都圏は過酷な印象。

 関東住みの身から見てもおしゃれなイメージの神奈川県ですが、通勤や残業事情をみると神奈川県に住むのもそれなりに苦労がありそうです。

[工藤ひろえ]