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レコード派オーディオ好きの4人に1人が100万円以上投入~「朝にシャワーはしない、いい音がわからなくなるから」(31歳女性)

[2016/10/11 16:03]

 新放送サービス「i-dio(アイディオ)」を提供している東京マルチメディア放送が、アナログ・レコードを週に1日以上聴いていて、さらに「音質が良い」ことに魅力を感じている16歳以上の男女100名を対象に行なった実態調査の結果が公開されました。

 オーディオマニアが高音質で聴くためにかけた金額では、一番多かったのが「10万円以上30万円未満」(25.6%)で、その同数程度が「100万円以上」(24.5%)の費用をかけています。

 他人には理解されにくいと感じる「音質へのこだわり」については、「朝にシャワーはしない、いい音がわからなくなるので」(31歳/女性)、「音盤に刻まれている“サムシング・エルス”はCDでは表現できない」(51歳/男性)、「リフォーム時に床や壁の素材まで音響に適したものに変えた」(53歳/男性)、「鑑賞するレコードのジャンルと針の相性」(38歳/男性)、「配線時のノイズの除去」(50歳/男性)が挙がっています。

 高音質で聴くためにこだわっているものでは、1位は「スピーカー」(65.0%)、次いで「レコードプレーヤー(ターンテーブル)」(53.0%)、「針(カートリッジ)」(51.0%)と続いています。

 「レコード鑑賞のこだわり」については「レコードが作られた頃にできたスピーカーを選んでいる」(男性/53歳)、「レコードプレーヤー(ターンテーブル)は、ダイレクトドライブ方式で徹底的にワウフラッターを抑えた機材であること」(男性/54歳)、「針(カートリッジ)は、Ortphone製、Shure製を季節で選んで使用している」(男性/47歳)、「自作の真空管アンプを用意して、プリアンプとパワーアンプは別々にしている」(男性/72歳)、「原音に忠実なオリジナルファーストプレス(第1版)を探している(男性/45歳)」という意見が集まっています。

 外出時にも音楽を楽しんでいる人も75%いますが、「音源」で最も多かったのは、「音楽CDからPC・スマホ等にコピーした楽曲ファイル(MP3等)」(68.0%)。外出時に音楽を聴く際のポイントは、「持ち運べる曲の多さ」や「コストパフォーマンス」、「機能」などで、音質よりも実用性が目立つ結果となっています。しかし、外出時に音楽を聴く際に満足していないのは、「オーディオ機器の音質」(58.7%)、「音源の音質(ハイレゾ等)」(44.0%)が上位を占めています。

[古川 敦]