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定額制音楽配信サービスの利用者は前年とほぼ変わらず約8%。「CDを買うほどでもない曲はYoutube等で聴く」(女性17歳)

[2016/10/13 20:41]

 マイボイスコムが2回目となる「定額制音楽配信サービス」に関するインターネット調査を2016年9月1日~5日に実施し、調査結果を発表しました。回答数は11,307件。

 定額制音楽配信サービス直近1年以内利用者は全体の約8.3%で、2015年調査とほぼ同程度。「月に1回以下」が2.7%です。直近1年以内の利用者に占める比率をみると、「週1回以上」は5割弱、20代では男性8割弱、女性6割強となっています。

 定額制音楽配信サービス利用者が直近1年間に利用したサービスは、「Amazon Prime Music」(30.1%)が最も多く、「Apple Music」「dヒッツ」が1割台で続きます。20代では、「Apple Music」がトップになっています。

 直近1年間の定額制音楽配信サービス利用者の利用金額は、「月に300円未満」が40.2%。「Apple Music」、「Google Play Music」主利用者では「月に700円~1000円未満」が、「Amazon Prime Music」主利用者では、「月に300円~400円未満」の比率が高い傾向です。

 サービス選定時の重視点は「月額料金」(41.6%)の他、「楽曲の曲数」「無料お試しの充実度」「好きなアーティストの楽曲の充実度」が上位にあがっています。「AWA」、「LINE MUSIC」主利用者では「楽曲の曲数」が1位で、「Amazon Prime Music」、「dヒッツ」主利用者では「月額料金」が6割前後で、他の層より比率が高くなっています。

 定額制音楽配信サービスの利用意向者は8.4%、非利用意向者は69.1%。利用意向者は、20・30代では1割台となっています。利用頻度が「週2~3回以上」の層では7~9割、「週1回以下」の層では3~5割、非利用者では約4%です。

 定額制音楽配信サービスを利用したい理由としては「曲の充実度によっては利用したい。自分の周りではあまり浸透していないので勝手が分からない」(男性21歳)、「無料では、音が悪かったり途中で終わったり雑に出来てたりするので好きな歌手などの曲はCDと同じレベルでちゃんと聞きたいから、質を求める際には定額制音楽配信サービスにお金を払ってもいいと思う」(女性33歳)、「聞きたい曲がたくさんあるので、手軽に聞くことができる配信サービスはうれしい」(女性63歳)が挙がっています。

 利用したくない理由としては、「欲しい音楽だけを聴きたいので定額は必要が無い」(男性28歳)、「通信の状況が悪い場合は聞くことができないから」(男性51歳)、「CDを買うほどでもない曲はyoutube等に載っているから」(女性17歳)。

 また、どちらともいえない理由としては「外で使うにはデータ通信量とバッテリーを気遣うのが面倒」(男性34歳)、「お得だったら利用してみたいけど、何となくお得な感じがしないから」(女性32歳)という意見が出ています。

[古川 敦]