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アイドルオタクの年間消費平均約8万円の調査結果に「一桁違うの」の声多数~矢野経済研究所が国内オタク市場調査結果を発表

[2016/12/8 18:41]

 矢野経済研究所が7日、国内の「オタク」市場に関する調査結果を発表。2015年度の「オタク」市場を分野別に見ると、堅調の分野が多く、なかでもアイドル市場は前年度比30.7%増の1,550億円を大きく伸びています。

 また、対象分野別の一人あたりの年間平均消費金額のランキングで発表されており、トップはアイドルの79,783円、2位はメイド・コスプレ関連サービスは37,289円、3位はアニメで29,843円、4位はアダルトゲームで27,471円、5位が鉄道模型が25,891円となっています。

 この結果に、「月でもないわ」や「桁が1桁違う気が」、「普通に年間100万行くぞ。」など、少なすぎると感じる声が多数上がり話題となっています。




 この調査では「自分を『オタク』だと思いますか、もしくは人から『オタク』と言われたことはありますか」という設問に対し、「オタク」を自認する、もしくは第三者から「オタク」と認知されている層は19.1%。

 「VR(ヴァーチャルリアリティ:仮想現実)を体験したことはありますか」という設問に対し、体験したと回答したのは、「オタク」の認識に関する設問に対し「はい」と回答した層では14.2%、「いいえ」と回答した層では5.0%であり、「はい」と回答した層の方がVRを体験したという比率は高いという結果となっています。

 この調査での「オタク」市場とは、一定数のコアユーザーを有するとみられ、「オタクの聖地」である秋葉原等で扱われることが比較的多いコンテンツや物販、サービスなどを指しています。

 また、アニメ/漫画(電子コミック含む)/ライトノベル/同人誌/プラモデル/フィギュア/ドール/鉄道模型/アイドル/プロレス/コスプレ衣装/メイド・コスプレ関連サービス(メイド喫茶・居酒屋・マッサージ、コスプレ飲食店、コンセプトカフェ等)/オンラインゲーム/アダルトゲーム/AV(アダルトビデオ・DVD、ダウンロードコンテンツ含む)/恋愛ゲーム/ボーイズラブ/ボーカロイド(関連商品含む)/トイガン関連商品を扱う事業者、及び業界団体などを調査対象に、直接面談及び、電話・FAXによるヒアリング、インターネット調査、文献調査を併用して、2016年8月~10月の期間調査されました。

[古川 敦]