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みくりになりたい? ドラマ「逃げ恥」効果で、若い女性の家事代行サービススタッフ志望者が急増中

[2016/12/9 17:01]

 家事代行サービスの株式会社ベアーズは、話題のTBSドラマ「逃げるは恥だが役に立つ」(逃げ恥)の放送が開始した今秋以後、若い女性の家事代行スタッフ応募が前年同月の2倍に急増したと発表しました。

 増えているのは応募だけでなく、12月に入って例年の家事代行による大掃除需要に加え、TVドラマの影響による需要増も起こっているとのこと。

「逃げ恥」効果で若い女性の家事代行スタッフ応募が急増!

 ベアーズによると、「逃げ恥」開始以後、18~24歳の応募状況は前年同月比で全国で150%、東京都だけに限ると260%も増加。

 昨年10月は応募者のうち18~24歳は14.0%だったところ、今年10月では28.6%を占めているとのこと。今年の応募者では、4人に1人が18~24歳ということになります。

 「家事力~女子力を高められる」、「将来にわたって役に立つ生活力が身につけられる」、「様々な家庭のサポートをすることで、自分のスキルを試しながら社会貢献ができる」という3つの理由での応募が増加しているそうです。

 家事代行サービス市場は、女性の社会進出や高齢化を理由としたニーズの急速な高まりから、市場全体で人不足に陥っている状況。野村総研による予測では、家事代行サービスの市場規模は今後約6倍にも成長し、さらなる人手不足が見込まれるとのことです。

 ベアーズでは、これまで主婦歴が長く子育てが一段落した中高齢主婦が一番のサービスの担い手でしたが、若い女性の応募が増加したことで、新たに若い女性の研修や若い女性が安心して客先で働ける環境を整備しているとのこと。

 「逃げ恥」ブームで、体力があり、今後も長期の継続が期待できる若い女性の応募増は業界あげて大歓迎のようです。

[工藤ひろえ]