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今年の漢字は4年ぶり3回目の「金」! 前回はロンドンオリンピックの2012年、前々回はシドニーオリンピックの2000年

[2016/12/12 15:10]

 公益財団法人 日本漢字能力検定協会は12月12日(月)、今年の漢字を発表しました。全国からの投票で選ばれたのは「金」。「金」が選ばれるのは4年ぶり3回目になります。

 前回「金」が選ばれたのは、ロンドンオリンピックが開催された2012年。日本チームは史上最多となる38個のメダルを獲得。吉田沙保里選手など、記憶に残る金メダルも。珍しい金環日食が日本で観測できるということで、観測用の日食レンズが売れた年でもありました。また、科学技術の金メダルとも言えるノーベル賞で、iPS細胞の研究で京都大学・山中伸弥教授がノーベル生理学・医学賞を受賞しました。

 前々回の「金」選出は、シドニーオリンピックが開催された2000年。新500円硬貨と2,000円札が登場するという「金」の話題もありました。

 今年はリオオリンピックが開催され、日本選手が大活躍。金12個、銀8個、銅21個の計41個のメダルを獲得し、前回ロンドンオリンピックの38個の記録を更新。国別のメダル獲得数でも7位となりました。

 また、2016年は桝添前都知事の政治資金の用途や、富山市議会議員が政務活動費の不正疑惑で大量辞職するなど、地方政治とカネがクローズアップされた年でもあります。

 日本漢字能力検定協会が発表する「今年の漢字」は日本全国からの投票で、最多得票数を獲得した漢字が選ばれます。

[工藤ひろえ]