肉球あやとさんが工場作業着コスプレ! 東大阪の製造業の若者雇用を「町工場×美少女レイヤー」カレンダーで促進
東大阪の製造業である株式会社オーミヤが、大阪府出身のコスプレイヤー 肉球あやとさんをモデルに採用したカレンダー制作。東大阪の製造業の若手労働者不足の問題提起をしています。入手方法は「新規採用において書類選考を通過し、一次面接に進む」、「新規問い合わせの法人」、「同社特設ページにて数量限定で一般向けに2,400円(税・送料込)で販売」の3種類が用意されています。
カレンダーの内容は、1月から12月にかけてのシナリオ仕立てで、実際の町工場で新入社員が経験する、面接から入社、仕事での挫折と成功の姿を描いています。同社では「人気の美少女コスプレイヤーをモデルに起用することで、若者に製造業をより身近に感じてもらい、ひいては町工場を就職先の選択肢の一つに加えてもらう狙い」としています。
東大阪市は、工場密度が全国1位、工場事業所数が全国5位(平成24年度経済センサス活動調査)。「なんでも造れる」、「なんでも揃う」ものづくりの町として知られていますが、労働力の安価なアジア圏への製造拠点変更などのあおりを受け、1986年から2006年にかけて東大阪市内の製造業の事業所数は31.7%減、従業者数も25.8%減(総務省「事業所・企業統計調査」)となっています。
近年、大企業を中心に国内回帰の動きが見られ、国内製造業の受注量も増加傾向にあり、東大阪の中小町工場の多くは、職場美化の徹底、ワークライフバランスの充実、家族のようなあたたかみのある企業づくりなど、若者にも働きやすい環境を目指して改善を繰り返しているとのこと。
しかし、労働力不足は依然として続いているため、せっかくの受注案件を町工場が受け止めきれない現状を打破すべく、カレンダーを制作。この取り組みを通じて、「東大阪製造業界全体のイメージアップや、若者の雇用促進につながることを切に願っています」とのことです。
ロケ地だけでなく、企画段階から東大阪にこだわり、プロデューサーに同じく同市に本社を置くインドアグッズブランド「BIBI LAB( ビビラボ)」を迎えています、