日本に来た中国人、一番人気の観光スポットは? バイドゥ、訪日中国人が検索したキーワードランキング発表~キャラクターではポケモンのコダックが一番人気という意外な結果
バイドゥ株式会社は、2016年に日本において百度検索(中国)で検索されたキーワードを集計し、日本に関するキーワードを抽出。カテゴリー別ランキングを発表しました。
おもな集計対象は、在日中国人約66.6万人(2015年累計)、訪日中国人約600万人(2016年推計)。なお、数値はすべて1位を1.00とした指数となっています。
行ってみたい日本の都道府県は大阪府がトップ
1位の大阪、2位の東京はあまり差がなく、他の府県に大きく差をつけています。3位以下は、日本人にも人気の定番、北海道、沖縄、京都の順。
検索の際は、「大阪旅游攻略(大阪旅行ガイド)」「東京景点(東は簡体字、東京名所の意味)」などの複合ワードが多く、訪日中国人は地域名よりも観光スポットをダイレクトに検索する傾向があるようです。
行ってみたい観光地名、ダントツトップは「富士山」
観光地では、「富士山」の検索がダントツ。周辺の忍野八海、河口湖での検索も上位にあがりました。東京では、3位「東京タワー」のほか、「浅草寺」「スカイツリー」も上位にランクイン。京都では、「清水寺」「金閣寺」などお寺名での検索が多く、奈良県の「春日大社」も9位にランク入り。
★行ってみたい都道府県でトップになった大阪では、「天守閣」がランクインしましたが、「心斎橋」「梅田」「大阪?球影城(USJ)」などはランク外となっています。
気になる日本の芸能人
観光地では、日本人にとっても定番といえるスポットが人気でしたが、芸能人では、中国でドラマが人気となった芸能人や、台湾出身の金城武さんなどが人気。
山下智久さんとの共演で話題を呼んだドラマ「5→9~私に恋したお坊さん~」が中国でも人気だった石原さとみさんは、昨年男性部門で1位だった金城武さんの検索数を3倍以上も上周り、堂々の1位。
金城武さんは昨年同様、男性部門で1位をキープし、安定した人気ぶりがうかがえます。
「イタズラなKiss」や「白線流し」をきっかけに中国で人気の柏原崇さんは、初めて3位にランクイン。柏原崇さんは、中国版TwitterといえるWeiboのフォロワー数が40万を突破しているそうです。
4位は、「闇金ウシジマくん」「白夜行」などで演技派俳優として中国でも知られる山田孝之さん。中国ファンの間では、もっさりして可愛らしく、毛深いなどの理由から、「熊猫(パンダ)」の愛称で親しまれているとのこと。
5位の水原希子さんは、SNSで上がっていた天安門に中指をたてた写真に対して「いいね!」を押したことで今年の夏に炎上。中国に向けた謝罪動画を公開する騒動があり、逆に知名度が上がった形になったようです。
日本のキャラクターでは、ポケモンのコダックが1位! 理由はSNS人気
中国でも絶大な人気を誇る「ONE PIECE」を抑えて、ポケモンのコダックが1位に。「ポケモンGO」の影響かと思いきや、コダックの頭を抱える姿が「困った」や「悩んでいる」という様子を想像されることからSNSで広まり、人気とのことでちょっと意外な結果です。
バイドゥでは、「クイズで不正解になると3日間自分のアイコンをコダックにするということも流行り、11月末から検索数が一気に伸びて1位になったのではないか」と分析。
ご当地キャラ「熊本熊(くまモン)」は、2015年夏ころから、中国人の間でもじわじわ人気が上がっているとのことです。