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浮気調査の専門サイトが浮気による離婚の「慰謝料額自動計算シミュレーター」を公開~自分でできる浮気調査マニュアルも

[2017/1/24 17:14]

 浮気調査の専門サイト「探偵リンク」が、浮気による離婚慰謝料額を算出できる「慰謝料額自動計算シミュレーター」を公開しました。

 「探偵リンク」には、 浮気調査に関する相談がこれまで1,000件以上も寄せられているとのこと。「浮気の事実が知りたい」、 「離婚するための材料が欲しい」、 「復縁(やり直し)を検討する」などさまざまな相談の中で、最も多いのは「離婚して慰謝料請求するため」という女性からの相談だそうです。

 配偶者やその浮気相手に慰謝料請求するためには不貞行為の証拠(ラブホテルへ出入りする現場写真など)が必要で、決定的な証拠がないと裁判所は慰謝料の支払いを認めてくれないケースがほとんどだといいます。

 不貞の証拠は、探偵に依頼しないと証拠を押さえるのが困難なことが多く、女性の中には「慰謝料は欲しい、でも探偵に依頼する費用を出せない」という理由で慰謝料請求を断念し、泣き寝入りするかたちで離婚している人たちもいるとのこと。

 公開された「慰謝料額自動計算シミュレーター」を使うと、婚姻期間、原因は相手と自分のどちらに多くあるのかなど、プルダウンで選択するだけで目安となる慰謝料を知ることが可能。個人情報の入力は必要ないので、手軽に利用できます。

 このため、慰謝料額から探偵費用を引いて黒字(プラス)になるようなら思い切って探偵に浮気調査を依頼することもできるということで、シミュレーター公開には、探偵調査の営業にも結びつくという読みもあるようです。

シミュレーターを使うには、該当項目をプルダウンで選ぶだけ。個人情報の入力は必要ありません。
すぐに概算が出ます

 実際にシミュレーターを使ってみると、たとえば、住んでいる地域は東京都、婚姻年数10年、夫の浮気が原因で浮気の期間は3~5年、浮気において夫が70%悪い、夫の年収は500~749万円、妻は専業主婦――と設定した場合の計算結果は、409万8,750円。

 ただし、浮気が原因で離婚に至った場合の慰謝料の平均は200~300万円というのが通説で、この数字はちょっと高すぎるような気も。

 年収が高くても借金があるケースもありますし、シミュレーターの数字を鵜呑みにはできませんが、離婚までは踏み切れずに悩んでいる人も「このくらいぶん取ってやりたい」と少し溜飲を下げるのに役立つかもしれません。

自分でできる浮気調査マニュアルも公開

 「探偵リンク」では、自分でできる浮気調査完全マニュアルも公開しています。浮気調査のノウハウを詰め込んで、人気コンテンツになっているとのこと。

 浮気調査のノウハウでは、まずスマホ(携帯)とSNSを調べることを推奨。また、パソコン、財布の中身、自動車の車内、カーナビ、Suicaなどの利用履歴、クレジットカードの明細や取引履歴を調べるなど、手がかりの探し方を指南しています。

 浮気に悩んでいる人はもちろん、バレずに浮気したい人にも参考になりそう。心当たりのある人は目を通しておくと良さそうです。

[工藤ひろえ]