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本日2/3は節分! 「3歳までは豆を食べさせないで」と消費者庁が注意喚起~窒息や気管支炎、肺炎の恐れ。豆まきの後片付けも徹底を

[2017/2/3 16:44]

 本日2月3日は節分。豆まきしたり、恵方巻きを食べたりするご家庭も多いと思いますが、消費者庁が「3歳頃までは、乾いた豆・ナッツ類は食べさせないで」と注意喚起しています。

 子供の喉は未発達なので、気管に物が入りやすく、豆・ナッツ類が気管をふさいで、窒息するおそれがあり、消費者庁には豆・ナッツ類による事故情報が医療機関から寄せられているとのこと。

事例1:「節分の残りの大豆を食べた後から息がぜいぜいし、夜も眠れなかったため、病院で全身麻酔下にて気道から異物除去を行った。大豆の破片が摘出され、5日間入院した」(1歳)。

事例2:「家族と一緒にピーナッツを食べていたところ、喉に詰まって顔色が悪くなった。親があわてて背中をたたいたり、指を口に入れたりしてピーナッツを丸ごと1個吐き出したが、咳き込んで息がぜいぜいするため、救急要請した」(1歳)

 豆・ナッツ類は、窒息の危険があるだけでなく、小さな破片でも気道に入ったまま放置していると、気管支炎や肺炎を起こすこともあります。消費者庁では「節分で豆まきをすることがあると思いますが、親の目の届かないところで子供が豆に近づかないよう注意し、後片付けも徹底しましょう」と呼びかけています。

[古川 敦]