「ひるね姫」完成披露舞台挨拶の夢診断で高畑充希「ドMなのかな…?」~高畑充希、満島真之介、古田新太、前野朋哉、高橋英樹 江口洋介ら豪華キャストが勢揃い!
3月18日(土)に全国公開される劇場用アニメ「ひるね姫~知らないワタシの物語~」。
2月27日(月)に完成披露舞台挨拶が行われ、主演の高畑充希さんをはじめ、満島真之介さん、古田新太さん、前野朋哉さん、高橋英樹さん、江口洋介さんの豪華キャストが顔を揃え、神山健治監督も出席しました。
完成披露舞台挨拶では、アフレコの感想のほか、映画のテーマにちなんでキャストの夢診断も。高畑充希さんが夢診断の結果を聞いて「ドMなのかな…?」とつぶやく一幕もあり、場内は大盛り上がりでした。
高畑充希さん(主演:森川ココネ役)
「みつき~」という掛け声がかかる中、主役の森川ココネを演じた高畑さんは、「みなさん今日は来ていただきありがとうございます。今から映画を見ていただけるとのことで嬉しいです。私も観ましたが、なんだかすごいことになっています。説明が難しいのですが、泣きそうになったり、鳥肌が立ったり、気持ちが忙しい映画になっていますが、アニメの力はすごいなと感じさせる作品です。皆さま、じっくり堪能して、帰ってください。」と本日初お披露目となる作品への思いを語りました。
アフレコについては「とても難しかったです。岡山弁が難しかったのと、ココネとエンシェンの2役を微妙に演じ分けようと、監督と相談し、ここも難しかったです。そして何より、普段は相手ありきで演じているのですが、今回は相手の声がわからないまま想像しながら演じていたので、慣れなかったですね。」と苦労を吐露し、「映画の中では、江口さんと親子なのですが…、今日初めてお会いしましたし」と会場驚きのコメントも飛び出しました。
満島真之介さん(モリオ役)
満島さんは、「真冬の寒くて毎日が眠い中、お越しいただきありがとうございます。僕は最近毎日眠くて、冬眠気分なのですが、『ひるね姫』絶対寝ない映画だと思います! アフレコの現場では、こちらの先輩方にお会いすることがなったので、今日は本当にモリオみたいに緊張しています。この映画は、家族を大切にしたい作品になっていると思います。また映画の声優は初めてで、モリオという、僕とは真逆の理系でリアリストの男の子を演じました。高畑さんは先ほど『想像で全部やっていた』と言っていましたけど、現場で、僕とは一緒にやっているんですよ。それを、全くいなかったことにしましたね…! きっとモリオは、こんな距離感でココネと付き合っていったのだなと思いました」と会場の笑いを誘いました。
江口洋介さん(モモタロー役)
モモタロー役を演じた江口さんは、声優は今回が初挑戦。「アフレコはすごく難しくて、岡山弁は、すごくゆっくり話すんです。映画やドラマとは全く違う部分も多いですが、どこか似ているところもあると感じました。劇中でココネと食事をするシーンがあるのですが、最初に登場するオムレツが、とても美味しそうで! これが実写だったら、もっと違った面白さもあるんだろうな……とか考えながら、親子のシーンも演じていました。僕は、高畑さんの声を聞きながらアフレコできたので、家族愛のある、どこか頑固な親父を演じることができました。作品は、監督ならではのSF要素もありながら、家族の物語もきちんと描かれており、グッとくるものになっていると思います」と語りました。
古田新太さん(渡辺役)
渡辺を演じた古田新太さんは、「いつも充希をいじめている悪者役の古田です。散々声優は散々やってきているので、チョチョイノチョイです! 今日は存分に楽しんでください!」と余裕のコメント。会場からは笑いがあがりました。
前野朋哉さん(雉田役)
作品の舞台である岡山出身の前野朋哉さんは、「僕は岡山出身なので、地元を知っている人間として、地元が見られて嬉しかったです。とても忠実に、綺麗に2020年の岡山が描かれています。岡山に興味を持っていただけたり、岡山の人が見てくれたら嬉しいです」と地元愛を猛アピール。
アフレコについては「長編アニメは初めてで、しかも僕の役どころが、僕より10歳以上年上で顔も怖いし、なんとなく『仁義なき戦い』のイメージでドスきかせて演じました」と語ると、満島から「方言をやらなかったところは、ずるいですよね」と突っ込まれて慌てる一幕もありました。
高橋英樹さん(志島会長役)
高橋英樹さんは、「私は偉い役を演じていますが、声のみで表現するのは難しい作業でした。声優は今回3回目で、(1回目は)怪物、(2回目は)ウマで、今回初めて人間をやりました。非常に楽しく演じました。ただ監督は、おとなしく、ネチネチと注文が多い方で、かなりしつこいご指導でした! 長い芸能生活でも、上位5人に入るしつこさでした」と監督の熱の入った演出時のエピソードを披露して会場を湧かせました。
神山健治監督
「こういう場に出ると、ものすごく緊張してしまいますね。これだけのキャストの皆さま、3年という制作期間を支えてくださったスタッフのおかげで、ようやく、この作品を皆さまにご覧いただける場に立つことができました。3年をかけてきたので自信もありますが、不安な気持ちもあります。こんなに緊張しているのは、久しぶりです。早く観て欲しいなと思います。」と完成した喜びと不安を語りました。
キャスト夢診断!
作品の「夢」に隠された秘密を探っていくストーリーにちなみ、キャスト全員が最近見た夢を披露し、その夢について診断してもらう夢診断も行われました。
高畑さんは、「稽古中だった舞台を本番直前で降ろされる」「仮眠中、ひたすら水を飲まされ続ける」という夢を見たと明かし、その夢の診断結果「自虐で打たれ強い」を聞いて「わりと打たれたら強い気がします。ドMなのかな?」とポツリ。また「打たれ強い、ひょうひょうとしている、というのは、まさにその通りですね。すごく緊張しているのに、緊張がばれなかったりします。しかも寝れば、大体のことは忘れますしね。ドMなのかな…? やだな…」と苦笑。
また、満島さんは「人や動物がいるのを高いところから眺めている夢」を見たと披露し、その診断結果に「我が道を行きすぎている時、ありますね。達観しているかは、わからないですが、確かに、我が道を行きすぎて大変なところもありますね。このまま生きて大丈夫ですかね? 迷惑かけないようにだけ気をつけます。」とコメント。
「最近見た夢をおぼえていない…」とコメントした神山監督の「今は脳も忙しい」という診断結果に、キャストも会場のお客さんも納得の大爆笑。その診断結果を受けた神山監督は、「これはだいぶ、ぴったりですね。」と苦笑いしながらも、ご本人も納得の様子でした。
最後にキャストを代表して高畑さんから、「皆さま、ご覧になる前なので、あまりいろいろ話せませんが、エンドロールの映像もふくめ、本編だと思っていますので、最後まで席を立たずに楽しんでいただければと思います。そして、この映画を観終わって、気に入っていただけたら、死ぬほど広めてください」と作品に対する思いを語り、終始和気藹々と進行したイベントを締めくくりました。
「ひるね姫~知らないワタシの物語~」作品情報(敬称略)
原作・脚本・監督:神山健治
キャスト:高畑充希、満島真之介、古田新太、釘宮理恵、高木渉、前野朋哉、清水理沙、高橋英樹、江口洋介ほか
音楽:下村陽子
キャラクター原案:森川聡子
作画監督:佐々木敦子、黄瀬和哉
演出:堀元宣、河野利幸
制作:シグナル・エムディ
配給:ワーナー・ブラザース映画
©2017 ひるね姫製作委員会