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【2017年春ドラマ】本日16日(日)は、長谷川博己さん主演の巨大組織の中でもがき、奮闘する男たちの戦いを描くエンターテインメント「小さな巨人」がスタート

[2017/4/16 13:23]

 2017年春ドラマ28本をリストアップして4月4日に掲載しましたが、16日(日)からは長谷川博己さん主演の巨大組織の中でもがき、奮闘する男たちの戦いを描くエンターテインメント「小さな巨人」がスタートします。

【日曜】 2017年4月16日
21:00~ 「小さな巨人」/TBS
脚本:丑尾健太郎/出演:長谷川博己、岡田将生、芳根京子、安田顕、駿河太郎、手塚とおる、竜星涼、木場勝己、春風亭昇太、香川照之


4月16日21時からスタートする「小さな巨人」の公式サイトより

 警視庁本庁 VS 所轄。「警察」という名の巨大組織の中でもがき、奮闘する男たちの戦いを描くエンターテインメント。

 日本全国にいる警察官の数は約30万人を誇り、その内4万人もの警察官が“警視庁”勤務。それは、警視庁(MPD=Metropolitan Police Department)という名の通り、国の立法府・行政機関・皇族・要人の警護など、日本の首都・東京を守る役目も担う“首都警察”でもあるから。

 当然、警視庁に勤務する警察官たちは、厳しい競争率を勝ち抜いて選ばれた精鋭たち。と言いながら、警視庁の警察官は、俗に言うノンキャリで東京都の地方公務員になる。キャリアと言われているのは警察庁で全国の警察を指揮監督する国家公務員のことを指し、年に15人ほどしか採用されていない超エリート。この超エリートに歯向かうノンキャリアは皆無と言われており、逆に、警視庁の内部にこそ“平等”という名の“えこひいき”が存在している。

 警視庁4万人の現場警察官の頂点に立ち、捜査に関する全権力を掌握する最高の現場指揮官が「捜査一課長」。警視庁の中で、ノンキャリ最高峰のポジション「捜査一課長」の地位にまで上り詰める方法は、人事。一年を通して様々な階級の昇任試験が行われ、倍率何十倍もの競争に勝ち残ることで階級を上げ、地位を高めていく。だが、試験の成績が良いだけでは昇任できず、さらに重要となるのが加点制度だ。上司から得られる日頃の勤務評価が加算されるため、上司から可愛がられなくては出世できない。

 そんな出世を望む一部の刑事たちの足の引っ張り合いや、責任の押し付け合いによって捜査は妨害されてしまう。正義を守るという当然のことが、これほどまでに難しいことなのか。警察官たちは、毎回その問いかけに直面し、怒りに叫び、目の前の事件と、出世や人事問題に対峙し、究極の選択を迫られる。その中で起きる人事を巡る警察官同士の対立や確執は、サラリーマン社会における人間模様と同様であり、警察官も血の通う個性を持った人間である――。

 ドラマでは、謎解きを重視した本来の警察ドラマとは一線を画した、今までにはない“リアルな警察の姿”、そして“人”が描かれます。

[古川 敦]