【2017年春ドラマ】本日17日(月)は、月9ドラマ30周年! 相葉雅紀さん主演の推理しない名探偵「貴族探偵」がスタート
2017年春ドラマ28本をリストアップして4月4日に掲載しましたが、17日(月)からは相葉雅紀さん主演の推理しない名探偵「貴族探偵」がスタートします。
【月曜】 2017年4月17日
21:00~ 「貴族探偵」/フジテレビ
原作:麻耶雄嵩/脚本:黒岩勉/出演:相葉雅紀、武井咲、生瀬勝久、木南晴夏、井川遥、仲間由紀恵、遠藤賢一、中山美穂、松重豊
1987年4月よりスタートし、枠として30周年を迎える2017年春の月9ドラマは「貴族探偵」。原作は麻耶雄嵩さんによる推理小説「貴族探偵」と続編の「貴族探偵対女探偵](集英社文庫)で、麻耶さんの作品が映像化されるのは今回が初めて。麻耶さんは、推理小説界の俊才として最も注目を集めている一人です。
「貴族探偵」シリーズは、異様な殺人事件の裏にあるトリックを破るべき主人公が、まさか一切の推理をしないという、推理小説の既成概念を打ち砕く前代未聞の物語。2作合わせた発行部数は133,000部(2017年2月現在)。ドラマは基本的に一話完結で、原作の緻密な構造、大胆なトリック、華麗な謎解き部分は忠実に映像化すると同時に、オリジナルの要素も付加しながら登場人物たちの内面や言動をより深く、立体的に描いているとのこと。
ドラマの主人公は年齢、家族、学歴、住所、さらに本名までも不明。己のことを貴族と名乗り、探偵を趣味にしている青年。働いている様子はなく、身なりは常に瀟洒、言動は紳士的でレディーファーストを心がけ、一方で貴族であるという自覚を強く持ち、権威に頓着することがなく常に泰然としています。事件に出会った際には警察の上層部に働きかけ、現場を指揮する鼻形雷雨という刑事もしぶしぶ認める形で、事件解決に関わっていきます。
それでは貴族のお手並み拝見だ……そう誰もが思ったところ、なんと捜査、推理をするのは彼を取り巻く召使たち。「推理などという雑事は、使用人に任せておけばいいんですよ」と言い放ち、事件関係者の女性と会話を楽しみ、遊びに興じている貴族にあっけにとられる周囲を尻目に、貴族へ絶対的な忠誠心を持つ、山本という執事、田中というメイド、佐藤という運転手の3人が現場分析、証拠集めなど捜査へと動き始めます。