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ビデオリサーチが2017年1月期のタイムシフト視聴率を発表! タイムシフトは1位「東京タラレバ娘」2位「A LIFE・愛しき人」3位「嘘の戦争」。総合視聴率は箱根駅伝やWBCなどスポーツが上位に

[2017/4/17 19:17]

 ビデオリサーチは4月17日(月)、2017年1月クール(1月2日~4月2日)のタイムシフト視聴動向を公開しました。リアルタイム視聴率+タイムシフト視聴率の総合視聴率の上位30番組も合わせて発表されています。

 調査対象は関東1都6県の900世帯(約2,300人)。対象世帯のうち、タイムシフト視聴可能世帯は約81%となっています。なお、タイムシフト視聴は録画番組を視聴した数字ですが、放送開始から7日(168時間)以内に録画視聴した場合を対象としています。


タイムシフト視聴率、No.1は「東京タラレバ娘」

 タイムシフト視聴は、リアルタイム視聴の有無にかかわらず、7日(168時間)以内でタイムシフト視聴した場合を計上。

 対象となる番組は、2017年1月クール(1月2日~4月2日)で放送された15分以上の番組。同一局・同一名の番組があった場合には高位番組のみ掲載しています。

 タイムシフト視聴率でNo.1となったのが「東京タラレバ娘」で12.0%。2位は「日曜劇場・A LIFE・愛しき人・最終回」で10.3%。

リアルタイム視聴率で「A LIFE」は「タラレバ娘」のほぼ2倍の数字を叩き出していますが、「A LIFE」は日曜日放送であるのに大して「タラレバ娘」は水曜日放送で平日のため、見逃さないよう録画する派が多かったもよう。

 「タラレバ娘」ではリアルタイム視聴率が8.5%、タイムシフト視聴率は12.0%と、録画視聴する視聴者の方が多くなっています。

 タイムシフト視聴率3位の「嘘の戦争・最終回」もリアルタイム視聴率11.6%に対してタイムシフト視聴率10.0%で録画視聴派が多くなっています。

 タイムシフト視聴率上位30位までは、ドラマと映画が大半を占めています。

 映画は「アナと雪の女王」「3時間アニメ祭り映画ドラえもん」「3時間アニメ祭りクレヨンしんちゃん」「信長協奏曲」がランクイン。

 バラエティは「アメトーーク!」「日曜アメトーーク!2時間SP」「ブラタモリ」「世界の果てまでイッテQ!」がランクイン。

 それ以外は、ほぼすべてドラマ録画となっていて、ドラマは見逃さないよう録画する人が多いことが伺えます。

2017年1月クール(1/2~4/2)のタイムシフト視聴率上位30番組(ビデオリサーチ調べ)


総合視聴率では、箱根駅伝やWBCなどスポーツ番組が上位にランクイン

 総合視聴率の上位30位までは、スポーツ中継あり、ドラマあり、バラエティあり、ニュース番組ありと多彩なランキングになっていますが、復路1位・往路4位の「箱根駅伝」や、2位の「WBC2次ラウンド・日本×キューバ」などが27~28%と高いリアルタイム視聴率を叩き出し、上位にランクインしているのが目につきます。

 やはり、リアルタイムで視聴したいスポーツ中継はテレビ視聴の大きな楽しみのひとつ。スポーツ中継はどの番組もタイムシフト視聴率は1%以下となっていて、ほとんどの視聴者がリアルタイム視聴で楽しんでいることがわかります。

 ニュース番組では、3月15日に報道ステーションが27.2%のリアルタイム視聴率を上げて5位にランクイン。3月15日は、WBC2次リーグで日本がイスラエルに8対3で快勝。準決勝への切符を掴みました。

 バラエティの総合視聴率トップは「世界の果てまでイッテQ! 10周年アワードイモトWT99か国の軌跡2時間SP」で、総合視聴率が25.2%。

 ドラマの総合視聴率トップは「連続テレビ小説・べっぴんさん」で1月20日に総合視聴率27.5%と3割に迫る数字を上げています。

2017年1月クール(1/2~4/2)の総合視聴率上位30番組(ビデオリサーチ調べ)
[工藤ひろえ]