植物のエロスを突き詰める! 「官能植物」がNHK出版より刊行。食虫植物愛好家 木谷美咲さんの集大成~35植物の形、生態、匂い、利用法。人の営みと植物の官能
NHK出版が「官能植物」を2017年5月16日(火)に刊行します。A5判・上製(紙クロス装・銀箔押し)、200ページ(オールカラー/掲載写真:120余点)、価格は3,700円(税抜)。
花を眺めていて、そこに官能性を感じたことはありませんか? 「官能植物」は、植物好きなら1度は感じるだろうその感覚を突き詰め、深い思索と豊かなイマジネーションを繰り広げていく、今までにない植物本・ビジュアルエッセイ。
身近な観葉植物から、アフリカ南部の珍しい寄生植物に至るまで、35の植物を取り上げ「形」「生態」「匂い」「利用法」の4方向から、植物の美の奥底に光を当て、各章の末尾の随想(Plants & Human)では、人の営みと植物と官能の関わりが考察されています。
闇から浮かび上がるような有機的デザインと、存在に肉薄する植物写真が、重量感のある豪華な造本仕様で存在感のある1冊に仕上げ、「植物好きが、無意識に感じていた“官能”という魅力に、改めて気づくきっかけとなるに違いない」としています。
著者の木谷美咲(きや・みさき)さんは、食虫植物愛好家であり、著書10冊を数える文筆家。執筆活動のほか、テレビやラジオへの出演、イベントへの参加などを通じて、植物の魅力の紹介と普及につとめています。昨今のサボテン・多肉植物や珍奇植物(ビザールプランツ)のブームにより、若い植物ファンが増加し、著者が主催する食虫植物のイベントでも、即売の苗がすぐ売り切れるほどの人気とのこと。
【「官能植物」内容構成】
序
第一章 官能的な形態-ネペンテス、ドロセラ、ヤッコソウなど15種
第二章 官能的な生態-ディオネア、ハンマーオーキッド、月下美人など9種
第三章 官能的な匂い-ショクダイオオコンニャク、ジャスミン、イランイランなど6種
第四章 官能的な利用-カカオ、コリアンダー、ハスイモなど5種
Plants & Human
≪盆栽と緊縛≫
≪隠語の植物≫
≪生と性のパラドックス≫
≪「切り花」に託す≫