「のだめ」「ごくせん 2005」「仁」「ROOKIES」「白夜行」―小出恵介の出演ドラマに名作が多すぎるとネットで悲鳴~「もう、地上波で再放送できないの?」
明日6月9日(金)発売の写真週刊誌「FRIDAY(フライデー)」2017年6/23号で、俳優の小出恵介さんの不祥事が報じられることがわかり、小出恵介さんの所属する事務所は無期限活動停止を発表しました。
不祥事は、テレビ報道によれば「17歳の未成年少女に酒を飲ませて関係した」というシャレにならない内容。所属事務所アミューズも、小出恵介さんの無期限停止を発表した謝罪文で、「未成年の方と飲酒及び不適切な関係を持ったことは事実と確認できました」と事実関係を認めており、事態は深刻です。
出演ドラマが放送中止、配信中止、撮り直しに
不祥事発覚を受け、NHKは6月10日(土)から放送予定だった小出恵介さん主演の連続ドラマ「神様からひと言 ~なにわ お客様相談室物語~」の放送中止を発表。ここまで直前のドラマ放送中止はあまり例がありません。
また、小出恵介さんは日本テレビの7月期ドラマ「愛してたって、秘密はある。」にも出演予定でしたが、無期限活動停止で降板に。
Netflixで今夏配信を予定していた、明石家さんまさんとジミー大西さんの実話をもとにしたオリジナルドラマ「Jimmy ~アホみたいなホンマの話~」も、明石家さんまさんの役に小出恵介さんがキャスティングされていたため、ドラマ配信中止の可能性があると報じられています。Netflixでは、全9話構成で世界190カ国での配信を予定していました。
「のだめ」や「仁」、過去の出演作はどうなるの? ドラマファンから悲鳴
売れっ子俳優だけに、小出恵介さんの出演作は多数。出演したおもな人気作を以下に上げてみます。
<ドラマ>
「ごくせん 2005」(2005年)※赤西仁さん、亀梨和也さん出演のシリーズ
「白夜行」(2006年)
「のだめカンタービレ」(2006年)
「ROOKIES」(2008年)
「JIN-仁-」(2009年)
「この世界の片隅に」(2011年)
「JIN-仁- 完結編」(2011年)
「ストロベリーナイト」(2012年)
「連続テレビ小説 梅ちゃん先生」(2012年)
「Nのために」(2014年)
<映画>
「パッチギ!」(2005年)
「恋空」(2007年)
「ROOKIES-卒業-」(2009年)
「ごくせん THE MOVIE」(2009年)
「のだめカンタービレ 最終楽章 前編 / 後編」(2009年/2010年)
「ストロベリーナイト」(2013年)
「ジョーカー・ゲーム」(2015年)
「シン・ゴジラ」(2016年)
映画「シン・ゴジラ」などはごく一部のシーンしか出演していないため、出演シーンのカットも不可能ではなさそうに思えます。一方、連続ドラマや他の映画では重要な役を演じていることも多く、過去作品では撮り直しもできません。
NHKでは、小出恵介さん出演の「のだめカンタービレ 最終楽章」をBSプレミアムで7月に放送予定でしたが、これも放送を中止。NHKオンデマンドで配信していた過去の小出恵介さん出演作品についても、配信を休止しました。
他局もこれにならうとすれば、多数の名作ドラマや映画が放送や配信で視聴できなくなってしまいます。
このため、Twitterではドラマファンの悲鳴が。
「のだめもストロベリーナイトもNのためにもルーキーズも再放送出来ないのか…」
「のだめ JIN 白夜行あたりつらい」
「ROOKIESもう再放送で観れなくなるのか…」
「仁-JIN-も…梅ちゃん先生も…のだめも…だしシンゴジラにも小出恵介出てるやん…」
DVDやBlu-rayレンタルで視聴することは可能とはいえ、一人の出演者の不祥事で、これだけ多くの名作ドラマが地上波やBSの再放送で視聴できなくなってしまうとしたら、残念というほかありません。
今週は6月5日(月)に、俳優・橋爪遼容疑者が違法薬物の所持で逮捕されたことを受けて、「たたら侍」の上映中止が発表されたばかり。
映画やテレビの出演者は、作品に関わる多数の人や、放送局、そして視聴者に迷惑がかかることをいま一度、肝に命じてほしいところです。