夢枕獏さん書き下ろしで無料! 東京芸大がAIや自動演奏を使った「憂飼」公演の申込受付開始~織姫は小林沙羅さん、牽牛は鈴木准さん、和太鼓は林英哲さんの豪華出演陣
東京藝術大学 演奏藝術センターは8月6日(日)、音楽、スポーツ、科学が織り込まれた、夢枕獏さん書き下ろしによる七夕伝説 Summer Arts Japan 2017「憂飼(うしかい)」を開催します。
入場料は無料。Webページで申し込みを受け付け、希望者多数の場合は抽選となります。
スポーツと科学と芸術が融合! AIによる自動演奏システムも
夢枕獏さんが台本を書き下ろした、天空の世界「憂飼」では、AIを駆使した自動演奏システムを使用。
宇宙の星々になぞらえたバトミントン選手たちの動きが音楽を紡ぎ出し、楽譜表示装置エアスカウターが、音を空間へと放射。和太鼓と自動楽器を使って「ボレロ」が演奏されるとのこと。
芸大らしく、アートな説明文で技術詳細がいまひとつわかりにくいのですが、人の動きを音符に変換し、さらに自動楽器を使っての演奏を交えた舞台となるようです。
もちろん自動演奏だけでなく、織女を演じるのは世界的ソプラノ歌手の小林沙羅さん。牽牛役は“完璧な技巧と美声”と言われるテノール歌手の鈴木准(じゅん)さん。
和太鼓は世界中で公演・活躍中の林英哲さんと、無料とは信じられない豪華な出演陣です。
あらすじ
登場人物は、天帝、張騫、織女、牽牛、天文博士に摩多羅神。万葉の時代の、七夕の物語。
機織りの名手、織女と牽牛が恋をした。恋する二人は、仕事も忘れ朝に夕に手紙のやり取りをしていた。
ある日、天帝は天の川の星々が乱れていることに気が付く。二人の恋は宇宙の秩序さえも乱してしまったのである。
怒った天帝は、二人を天の川の両岸に離れ離れにしてしまって。
そして、星々、宇宙の秩序を取り戻すために天文博士―陰陽師を召喚し、星々の乱れを直すために翁を呼び寄せた。
地を踏ませ、宇宙の秩序を取り戻すために……。
Summer Arts Japan 2017 「憂飼」概要
・日 時: 2017年8月6日(日) 14:30 開場/15時 開演
・会 場: 東京藝術大学奏楽堂(大学構内)
・入 場 料: 無料(HPで申し込み受付)
・申込期限 :2017年7月31日(月) ※申込み多数の場合は抽選
<キャスト・スタッフ(敬称略)>
台本:夢枕 獏
出演者:
【織女/ソプラノ】小林沙羅
【牽牛/テノール】鈴木 准
【天帝/天文博士】天満谷龍生(東京ノーヴィレパートリーシアター)
【張騫/摩多羅神】岡崎弘司(東京ノーヴィレパートリーシアター)
【和太鼓】林 英哲
【指揮】松下 功
【演奏】東京藝術大学卒業生有志オーケストラ 他
【演出】佐藤美晴
【主催】東京藝術大学
【共催】台東区、立命館大学、順天堂大学、一般社団法人アーツ・イノヴェーション・プロジェクト
【特別協力】ヤマハ株式会社
【技術協力】ブラザー工業株式会社
【企画・制作】東京藝術大学COI拠点、東京藝術大学演奏藝術センター、COIアクティブ・フォー・オール拠点(立命館大学・順天堂大学)
演奏作品
M.ラヴェル:ボレロ、C.ドビュッシー:小組曲 他