養命酒が東京のビジネスパーソンのお疲れを調査! なんと8割が「疲れている」と回答~疲れが倍増する上司のセリフは、「常識でしょ」「そんなことも知らないの?」
昔から「夏バテ」という言葉がある通り、蒸し暑い日が続く夏場は疲れがたまりやすい季節。
「養命酒」でおなじみの養命酒製造株式会社が、1都3県在住で、東京都で働く20歳~59歳のビジネスパーソン1,000名を対象としてビジネスパーソンのお疲れ具合を調査。結果を発表しました。
東京勤めのビジネスパーソンの8割以上が「疲れを感じている」
調査では、「疲れを感じている」に「非常にあてはまる」が32.5%、「ややあてはまる」が48.2%となり、疲労感を感じている人は80.7%を8割を超える結果に。
男女別にみると、女性では85.4%が疲れを感じている結果となり、男性の76.0%より高くなっています。
また、年代別にみると、40代は「疲れを感じている」に「非常に/ややあてはまる」は計85.8%に上り、40代は他の年代よりも疲れている人が多いことがわかりました。
疲れの3大原因は、「職場の人間関係」「仕事内容」「仕事量・残業」
東京で働くビジネスパーソンはどのようなことが原因で、疲れを感じているのでしょうか。
全回答者(1,000名)に、自分自身では、どのようなことが疲れの原因になっていると思うか聞いたところ、1位は「仕事の人間関係」43.6%、2位は「仕事の内容」40.9%、3位は「仕事の量(労働時間・残業など)」31.5%という結果に。
やはり、仕事がお疲れの原因となっているようです。
続いて、「運動不足」28.1%、「通勤(満員電車など)」26.7%が挙がっています。運動不足は仕事で疲れて運動まで体力が回らないことが原因だとすると、ここまでは仕事の疲れとみていいかもしれません。
6番目には「気温・湿度(じめじめした暑さなど)」24.1%で、真夏には40度近くなる気温や、湿度の高さも体に負担となります。
7位は「睡眠不足・睡眠障害」22.7%、7位「金銭事情・金銭的不安(収入や家計)」21.6%と続きます。
男女別にみると、女性は男性より「気温・湿度(じめじめした暑さなど)」、「体質・体調(アレルギーや生理不順など)」「職場の空調(冷房の温度など)」、「家事」、「通勤(満員電車など)」で10ポイント以上高くなっています。
また、「通勤」が疲れの原因となっている割合では、東京都内の居住者が21.6%であるのに比べて、都外の居住者では38.7%と17.1ポイント高くなっています。
都外から都内へ通勤している人では、通勤するだけでぐったり、という日もあるのではないでしょうか。
2人に1人が「上司の一言で疲れが倍増した経験あり」、疲れ倍増の上司のセリフ1位は「常識でしょ」
仕事関係が疲れの原因と感じている人が多いことがわかりましたが、そんな中で、上司の発した心無い一言で、疲れが倍増した経験がある人はどのくらいいるでしょうか。
調査では、上司のセリフで疲れが倍増した経験がある人は50.5%で、約2人に1人は、上司の心無い一言によって、疲れが倍増する思いを経験したことがあることがわかりました。
実際に上司に言われて疲れが倍増したセリフで最も多かったのは、「常識でしょ/当たり前でしょ」で13.6%。次いで、「そんなこともできないの?」が12.6%。
3位は、「前にも言ったよね?」と「自分で考えてやれ&勝手にやるな」がともに12.0%で並びました。
1位から3位までは、あまりポイント差がなく、どれも一度は職場で聞いたことがあるようなセリフです。
上司の知恵や経験に頼りたいようなシーンで、「そんなことは常識」「そんなこともできないの?」「前にも言ったよね?」のような一言で突き放されたりすると、疲れが倍増という気持ちは誰しも理解できるところ。
また、「自分で考えてやれ&勝手にやるな」のような矛盾した指示も、上司と部下の間でどこまで任せるかが明確化していないと実際にありがちです。
実践している疲れケアは、「十分な睡眠」「バランスのとれた食事」「適度な運動」
満員電車、歩いているだけで体力メーターがみるみる減っていくような猛暑、職場の人間関係や仕事量など、お疲れ要因はたくさん。
そんな毎日の中で、どのような疲れのケアを心がけているか聞いたところ、「十分な睡眠をとる」が50.3%でトップに。2人に1人は心がけていることになります。
次いで「バランスのとれた食事をとる」36.8%、「適度な運動をする」33.4%を3割以上の人が上げています。
2割台では、「楽しめる趣味を持つ」25.5%、「くよくよしない(前向きに考える)」20.1%とメンタルケアも上がっています。
効果を実感した疲れケアを聞いたところ、「十分な睡眠をとる」は73.8%で、8割近くの人が効果を実感。
「適度な運動をする」61.1%、「短めの昼寝(仮眠・シエスタ)をとる」が58.4%と、6割前後の人が効果を感じています。
また、メンタル面で「くよくよしない(前向きに考える)」も、実践者の45.8%が効果を実感していました。
そのほか、「インターネットやデジタル機器の使用時間に気をつける」では31.9%と実践者の3割強が効果を実感。仕事で1日中パソコンに向かっていて疲れているような人は、デジタルデトックスも有効かもしれません。