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フジの松居一代さん被災地インタビューに、ネットで「被災地を利用するな」の声。「被災地で語るような話?家でやれ」「金あるんだから義援金出せよ」~一方で行動力に賞賛の声も

[2017/8/4 13:28]

 フジテレビの「直撃LIVEグッディ!」は8月3日(木)、九州北部豪雨で大きな被害を受けた福岡県朝倉市でボランティアをしている松居一代さんの独占インタビューを放送。

 松居一代さんがYouTubeに動画をアップして以後では初のインタビュー放送となりますが、松居一代さんは「(夫の船越さんに)正式なところで正式にごめんなさいと謝ってほしい」「わたしの前には出られないと思う」「(船越さんの)パスポートは持っている」などと語り、離婚裁判の場で決着をつけたいという姿勢を明らかにしました。

 松居一代さんは7月31日、ブログで被災地に向かっていることを明かしました。夜は一般の方の好意で家に泊めてもらい、8月1日(火)に現地入り。8月2日(水)にはボランティアのサブリーダーになって泥の運び出しを行ったことをつづっています。

 「グッディ!」は愛車のフィアットで被災地に向かう松居一代さんを追跡、独占インタビュー放送にこぎつけたことを放送で明かしています。

ネットでブーイング「金あるんだから義援金出せよ」「速攻チャンネル変えた」

 「グッディ!」が独占インタビューを行った8月3日(木)朝は、松居さんが現地入りしてのボランティア2日目にあたります。

 放送前はネットでも「目的はなんであれ、ボランティアに行くこと自体はいいこと」といった意見がどちらかというと多数派でした。

 ところが、被災地でのインタビューにも関わらず、夫の船越英一郎さんの批判や離婚についてなど、超個人的な話をテンション高く語る姿に、放送後は「何しに来たんだ」「金あるんだから義援金出せよ」「本当に純粋な気持ちからボラに行ったなら、インタビューなんて受けるなよ」など、厳しい意見が多くなっています。

 自らの還暦祝いに2,000万円のベントレーをキャッシュで購入し、資産は30億とも100億とも報道されているだけに、「松居一代さん1人の労働力より要らないポルシェあるなら売って寄付した方があり難かろう」といった声も。

 松居さんがブログにアップしたボランティアの記念写真についても「死者が出てる被災地に行って記念撮影にダブルピースとか、頭がおかしいんじゃないの」といった辛辣な意見もみられます。

独占インタビューのフジテレビにも批判の声

 また、独占インタビューを行ったフジテレビにも「グッディがこいつ追いかけて被災地でカメラ回してたと。こんな女じゃなく被災地映せよ」などの批判の声があがっています。

 “独占”インタビューという点について、「『九州に向かっていると言われる松居一代さんを、近江八幡で確認したのはグッディのスタッフだけです!!』て胸はって言うてるから、グッディだけオバハンに利用されてるってことやな!」といった皮肉も。

 「松居◯代がテレビに出てきて、特集までやってるからチャンネル変えた〜」「馬鹿なテレビ局はフジテレビか。 松居一代関連最近みなくなって清々してたのになんでまた出すの? 速攻チャンネル変えた」など、松居一代さんの姿を観て、チャンネルを変えたというつぶやきも少なくありません。

テレビ独占インタビュー登場で「芸能界の闇はどうした」というツッコミも

 動画で大きな話題となった当初、ブログでは「追われている」「命がかかっている」など命に関わるような大きな危険が迫っているかのように書いていた松居一代さんですが、途中からは「芸能界の闇」というキーワードが登場。

 松居一代さんは個人事務所であるのに対して、船越英一郎さんの所属事務所は大手のホリプロ。このため、ホリプロの圧力で自身はテレビに出られないと思わせるブログを書いていた松居一代さんですが、今回の「独占インタビュー」で、自らのこれまでの言葉をくつがえした形になります。

 このため、ネットでは「芸能界の闇はどうした」といったツッコミも。

一方で行動力を賞賛する声も多数~ボランティアでAmebaブログ1位に返り咲き

 批判も浴びている松居一代さんですが、ボランティアネタでAmebaブログの芸能人部門で1位に返り咲きました。Amebaブログでは賞賛のコメントが多数寄せられています。

 Amebaの芸能人ブログでは否定的なコメントは公開されないので、賞賛だけなのは当たり前ですが、還暦を超えてもなお、思い立ったら被災地にすぐ向かう行動力とパワーは、辛辣な声の多いTwitterでも「批判だけする人よりも、実際行動してる」などと賞賛する声が多く見られます。

 中には、「松居一代さん、あのパワフルさには脱帽です。インタビューみて感心しました。 あの人なら100歳まで生きるでしょうね! 大嫌いだけど、ある意味、私の持ってないものが多いし、元気さがうらやましいです」という“アンチ松居派”からの感嘆の声も。

 非公開の調停ではなく、公開となる離婚裁判で対決する意向をテレビの独占インタビューで表明した松居一代さんですが、被災地で泥の撤去などの重労働に汗を流している現在は、夫婦関係について語るよりも、黙々とボランティア活動に励む姿や被災地の現状を報告する方が、好感度アップにつながりそうです。

[工藤ひろえ]