冬のボーナス、「もらえない」人が半分近くも？　もらえそうな金額は、30万円以下が５割超～使いみちは、「貯金」が53.7％でトップ、次いで「生活費」31.5％、「旅行」17.6％

　株式会社ディーアンドエムが運営する「勝手にランキング」では冬のボーナスについての調査を実施、結果を発表しました。インターネット調査で、対象は全国の働く男女約１万人。

ボーナスは「ない」人が48.5％も！

　「あなたは冬のボーナスをもらう予定がありますか」との質問に、「ない」と答えた人は48.5％と、約半数弱に上ることがわかりました。

　調査対象は「全国の働く男女約１万人」ですが、現在は働き方もさまざま。厚労省の調査によると、役員を除いた雇用者のうち非正規労働者の割合は2016年には37.5％と約4割弱に上ります。また、正社員でも年俸制でボーナスはなし、という支給スタイルも増えています。

　ボーナスが出ない人が半数近くも！　と聞くと一瞬驚いてしまいますが、働く人には、このほか自営業も含まれることを考えると、妥当な数字なのかもしれません。

　対して、冬のボーナスが「ある」と答えた人は33.7％。ほかに、「分からない」と答えた人が17.8％と２割弱います。

　「勝手にランキング」で過去に行った「夏のボーナス」調査でも、「もらっていない」と回答した人のほうが多かったとのことで、夏も冬もボーナスがない人のほうが多数派となっているようです。

もらえる人はおいくらくらい…？　30万円以下が５割を超える

　ボーナスをもらえる人は、どのくらいもらえる予定なのでしょうか。調査では、先の回答でボーナスが「ある」と回答をした人を対象に、金額について聞いています。

　その結果、1位は「10万円以下」、2位は「20万円以下」、3位は「30万円以下」で、合わせると「30万円以下」の人が52.7％で５割を超えています。

　ボーナスのない労働者が半数近くいることを考えると、出るだけ感謝すべきなのかもしれませんが、ボーナスがもらえる人でも、思い切った浪費ができるほどの金額ではない人が多いようです。

使いみちは、「貯金」が５割超でトップ

　年末年始は予定外の出費も多い時期ですが、ボーナスがもらえそうな人は使いみちについてどう考えているのでしょうか。

　調査の結果を見ると、１位「貯金」53.7％、２位「生活費」31.5％、３位「旅行」17.6％がトップ３となっています。「生活費」とは別に「食費」と答えた人も6.8％に上り、生活費とあわせると38.3％、約４割弱の人がボーナスを生活費の補填に使っているようです。

　年末にはクリスマスもあることから、「家族へのプレゼント」と答えた人も10.4％と１割を超えています。