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今年も特別付録「岩合光昭カレンダー 猫にまた旅」付き! 「アサヒカメラ12月号」11/20(月)発売~人気企画「写真の無断使用」では、写真1枚が数万円の収入になるかも!?な交渉術を伝授

[2017/11/20 17:49]

 「アサヒカメラ12月号」が、毎年恒例の「岩合光昭カレンダー 猫にまた旅2018」特別付録つきで11月20日(月)に発売されました。表紙、巻頭特集も岩合光昭さんの写真です。

 増大号特別定価は980円(税込)。12月号では、「写真の無断使用」についても特集。写真を無断で使われ、交渉の結果100万円の賠償金を得た写真家の方が登場、無断使用者を相手にどう交渉し、どう使用料を回収したのか、実録掲載しています。手続き次第では写真1枚で数万円の収入を得られるとも。インスタグラマーも必見です。

アサヒカメラ12月号表紙。表紙の写真も岩合光昭さん撮影の猫です

特別付録は、岩合光昭さんのカレンダー「猫にまた旅2018」

 毎年恒例の岩合光昭さんのカレンダーですが、今回のカレンダーでは岩合さんの手書き文字を初めて採用。岩合さん、意外にかわいい字を書くとのこと。カレンダーの表紙を飾るのはイタリア、チンクエ・テッレのネコ。岩合さんがネコを探して、家々が立ち並ぶ路地の急な階段を上っていたら、窓が開いて登場したそうです。

 イタリア、ボスニア・ヘルツェゴビナ、モルドバ、カナダ、ギリシャ、スリランカ、香港を舞台に、今年も岩合さんならではの猫の表情がとらえられています。たとえ飾る場所がなくても、猫好きは必見!


第一特集「自然・動物と向き合う」でも岩合光昭さん!

 第一特集「自然・動物と向き合う」は、世界の秘境から身近な動物まで、全97ページの総力特集。巻頭グラビアでは岩合光昭さん撮影による、「地球最後の秘境」南米パンタナールの野生動物たちが16ページに渡って掲載されています。

11月10日放送「モノシリーのとっておき すんごい人がやってくる! 」(フジテレビ系)で紹介されたカットも登場。水中で牙を向くワニ、そのワニを襲うジャガー、癒しのカピバラが見せる奇妙な表情など、世界的な動物写真家・岩合さんだから撮れる印象的な写真が目白押しです。


SNSに上げた1枚の写真が数万円に!? 好評企画「写真好きのための法律&マナー」も要チェック

 アサヒカメラの名物企画となっているのが、写真使用についてのルールはもちろん、無断使用の被害者となったカメラマンなど当事者の体験を具体的に伝え、無断使用されたらどうしたらいいのかを指南する「写真好きのための法律&マナー」。

 実際ブログやTwitter、インスタグラムなどで写真を多数掲載している人はほぼ全員といっていいほど、写真をまとめサイトなどで無断使用されています。著作権侵害という認識がない人が多いのも困るところ。

 今回のテーマは<写真の無断使用「被害と交渉」の現実>。写真を無断で写真集に使われて100万円の賠償金を得た動物写真家、企業の宣伝サイトなどに無断使用されたウエディングフォトグラファー、インスタグラムの写真を無断使用されたイラストレーターが登場。

 無断使用者を相手にどう交渉し、どう使用料を回収したのか、といった詳しい経緯を明かしています。

 今回の取材で、ランチや建物の写真などSNSに気軽にアップする写真が無断使用されやすいという現実がわかったとのこと。そして、手続き次第では写真1枚で数万円の収入を得られるということだそう。苦労して撮影した絶景の写真であろうと、インスタグラムの気軽な写真であろうと、すべての写真には等しく著作権があり、おカネを生む可能性があることを記事で解説しています。


[工藤ひろえ]