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来年の色は「ビジョナリーミント」! 日本流行色協会が今年と来年を象徴する色を発表~混迷を極める時代に風穴を開けて、明るく、爽やかに進んでいきたい

[2017/11/20 22:09]

 日本の流行色は、シーズンの2年前から検討が始まっていることをご存知でしょうか? 2017年11月16日(木)“いい色”の日に、一般社団法人 日本流行色協会(JAFCA)が、2017年・2018年を象徴する、それぞれの色を発表しました。

 JAFCAでは、単に流行する色という意味ではなく、その時代のムードを象徴するさまざまなキーワードを包含した、その年の「テーマカラー」と言えるものとしています。

 今年(2017年)の色は、「リーディングレッド(Leading Red)」、マンセル値は4R4.25/14、系統色名はビビッドレッド。2017年は、ファッションやプロダクトで鮮やかな赤が注目され、JAFCAでは2016年に「2017年の色」として、「リーディングレッド」と名付けたビビッドレッドを選定しましたが、一年を振り返り、改めて2017年を象徴する色として、この色を選んだとのこと。

 鮮やかな赤が注目され時代背景として、混迷する時代に風穴を開けるために必要なのは“忖度”ではなく、はっきりと考えを表明することとして「殻をやぶる、考えを表明する」、同じ形、同じ素材でも“赤”にするだけで、まるで別のデザインのように印象が一変する「華やかさ、楽しさ」、”人間とは何だろう”と考えさせられる機会が増えた「人間らしさ」の3つのキーワードを挙げています。

 そして、来年(2018年)の色は「ビジョナリーミント(Visionary Mint)」、マンセル値は2.5B9/2.5、系統色名はベリーペールブルーを選定。

 Visionary ビジョナリーとは、「将来を見通した、想像力のある」などの意味を持つ言葉。JAFCAでは、混迷を極める時代に風穴を開けて、明るく、爽やかに進んでいきたいという気持ちを込めて、ミントグリーンを選定したとのこと。その選定理由として、「将来を見通した、想像力のある、独創的」、「爽やか、軽さ、透明感」、「きれいな空気と水」の3つのキーワードを挙げています。

[古川 敦]