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辿り着いたのは「骨」だった! 新開発骨格で進化を遂げた1/6フィギュア「ジョン・レノン」が登場~動きと見た目を両立。顔2種類、丸メガネ、アコギなども付属

[2017/11/21 17:48]

 2015年アメリカで誕生したハイエンド・コレクタブル・フィギュアメーカー「モリキュール8」が、「ジョン・レノン イマジン 1/6スケール フィギュア」を2018年3月に発売します。参考価格は36,000円(税抜)。

 同社は、本人と見間違えてしまうほど、表情の再現が正確なフィギュアが増える現在、その頭部に見合うボディが少ない事に疑問を抱き、「その人物やキャラクターに完全に合うボディまで造りたい」という強い思いから、考え抜き辿り着いたのが、良質な骨格の開発とのこと。

 「より人間らしい事」を求め、内部骨格「ステンレススチール製 Mark I: LITE Endoskeleton」から開発すること2年。ついに、1/6スケールのフィギュアが登場します。「LITE Endoskeleton」を人間同様、フィギュアの軸として体内に埋め込む事で、今までに無いリアリティ溢れる新たなフィギュアの第一弾は、全高約30cmのジョン・レノン。「LITE Endoskeleton」を軸として製作された素体はシー ムレスを採用し、「動き」と「見た目」を両立したとしています。

ステンレススチール製 Mark I: LITE Endoskeleton
ステンレススチール製 Mark I: LITE Endoskeleton

 1971年に発表されたジョン・レノン不朽の名曲「Imagine」のPVにて着用されているブルーベルベットのジャケット姿はもちろん、メイキング映像で見せたセーターにサンダル姿、さらにはマディソン・スクエア・ガーデンで行なわれた生前最後のチャリティ公演「ワン・トゥ・ワン・コンサート」でもお馴染みのUS ARMY OG107 サテンシャツを着用し出演したTV番組「ディック・キャベット・ショー」の姿まで、衣装を組み変える事で再現可能です。

付属の衣装を組みかえて着せるだけで、あらゆるジョンが

 また、頭部パーツはリアルフィギュア造形で世界的に知られるK.A.キム氏の手により、ジョンの象徴的なアップ写真を思わせる表情と歌っている際の表情2種類が付属。「ディック・キャベット・ショー」出演時や映画「イマジン」のワンシーンなど、当時愛用していたカウボーイブーツも手のひらサイズでしっかりと堪能する事ができます。

 さらに、ジョンのトレードマークとも言えるビートルズ時代から愛用する丸メガネ、「Imagine」のPVでも使用された黄色レンズのメガネ両方に液体注入レンズとスチールリム、腰のベルトには本革を採用するなど、素材へのこだわりを随所にちりばめ、アーミーシャツの右胸には元々シャツを所有していた兵士の個人名“REINHARDT”までもが再現されています。また、1962年にリリースされたモデルを可能な限り再現したアコースティックギターも付属します。

 付属品は、頭部パーツ2種、さまざまなポーズに対応可能なハンドパーツ計6種、黄色レンズのメガネ、丸型メガネ(液体注入レンズ付き0.3mmスチールリム採用)、ブルーベルベットジャケッ ト、ブルーシャツ、アーミーシャツ、セーター、本革ベルト、ブラックパンツ、ホワイトパンツ、カウボーイブーツ、サンダル、アコースティックギター、ギターストラップ、強化ガラス加工されたマグネット式フィギュアベース。

 「ジョン・レノン イマジン 1/6スケール フィギュア」に、「ビートルズ・ストーリー」の藤本国彦編集長は「先日リヴァプールのアルバート・ドックやジョン・レノン空港で見てきた『ジョン・レノン像』と肩を並べる精巧さは、まさに職人技」、ビートルズ資料館学芸員の野口淳氏は「今までのフィギュアは一体何だったのだろうかと思わせるほどの素晴らしい一品です。ジョンの表情、コスチューム等、どれも追随を許さない内容です」とコメントを寄せています。

[古川 敦]