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ミクシィ子会社運営の「チケットキャンプ」がサービス一時停止、商標法違反および不正競争防止法違反の容疑で捜査を受ける~ネットでは「ジャニーズの商標権侵害では」の声

[2017/12/7 19:26]

 ミクシィは、子会社の株式会社フンザが運営するチケット売買サービス「チケットキャンプ」のサービスを一時停止すると発表しました。

 ミクシィによると、「チケットキャンプ」関連のサイト上の表示について、商標法違反および不正競争防止法違反の容疑で捜査当局による捜査を受けたことで、一時停止の措置を決定したとのこと。

 事件の詳細については現在捜査中と発表したのみで、どういった表示が原因となったのかなどは明らかにしていません。ミクシィとフンザ社では、捜査に全面的に協力していくとのことです。

 また、ミクシィでは、事態を厳粛に受け止め、事実の確認および原因の究明のため外部の弁護士を交えた調査委員会を設置することを決定。委員会の構成や調査結果については、決まりしだい追って発表するとしています。

 「チケットキャンプ」のサービスについては、新規出品、新規会員登録、新規購入申し込みを一時停止すると発表。

 現在チケットキャンプ上に出品中で、取引が開始していないチケットについては、チケットキャンプ運営事務局により出品が取り下げられます。出品中のチケットで取引が進行中のものについては、取引が完了するまでサービスが利用できます。

 ネットにはチケット売買サービスが多数あるためか、「チケットキャンプ」のサービスが一時停止されたことについて、利用者からの「困った」などの声はあまり見られません。

何が原因? ネットではジャニーズの商標侵害ではないかと推察する声

 「チケットキャンプ」では昨年、嵐の全国ドームツアー「嵐 ARASHI LIVE TOUR 2016-2017 Are You Happy?」のチケット売買の取引成立分については取引手数料が無料になるという「ジャニーズ応援キャンペーン」を実施。

 このキャンペーンについて、ジャニーズ事務所は2016年11月、「チケットキャンプ」が開催している「ジャニーズ応援キャンペーン」はジャニーズ事務所の許可を得ず行われているとして抗議文を公式サイトに掲載し、話題になりました。

 また、ミクシィ子会社のフンザでは、「チケットキャンプ」内に「ジャニーズ通信|ジャニーズの最新情報や速報ニュースが満載!」というブログを開設しています。ジャニーズに関する情報を集めた“まとめブログ”のようなコーナーですが、ネットではこのコーナーが原因では、との指摘が見られます。

 ジャニーズ通信のページには、「ジャニーズ通信は、月間200万人のジャニヲタが利用するジャニーズ最新情報マガジンです。」といった説明文も掲載されていました。

 この「ジャニーズ通信」のページが12月7日(木)になって突然「メンテナンス中」となり、現在は内容が一切閲覧できなくなっています。

 ミクシィでは容疑の詳細について発表していないので何についての商標権侵害なのか確かな情報はないものの、こうした経緯から、ネットでは「ジャニーズ事務所から告訴されたのでは」と推察する声が上がっています。

 推察が当たっているかどうかは現状ではわかりませんが、ミクシィでは追って調査結果を発表するとしているため、いずれ明らかになるものと思われます。

[工藤ひろえ]