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ジョバンニ気分で楽しめる!? 印刷機や活字などが付録の「大人の科学マガジン 小さな活版印刷機」が本日15日(金)発売~税込3,780円。印刷機は30分程度で組み立て

[2017/12/15 15:47]

 学研プラスが「大人の科学マガジン 小さな活版印刷機」を2017年12月15日(金)を発売します。価格は3,780円(税込)。

 文字の部分が凸型になっている活字にインキを塗り、紙を押し付けて印刷することを活版印刷といい、凸型の版には、活字のほかに樹脂版や金属版などもあり、これらを総称して活版印刷という場合もあります。インキを練る、活字にインキをのせる、プレスするの3つの動作をハンドルの上げ下げで行ないます。印刷面のプレスした部分の凹みや、インクのニジミも味わいがあります。

 宮沢賢治の「銀河鉄道の夜」で、ジョバンニが「活字拾い」(文撰)する一節が印象に残っている方も多いかと思います。

小さな活版印刷機PV 大人の科学マガジン

 「大人の科学マガジン 小さな活版印刷機」には、レトロでかわいい活版印刷機「テキン」型の卓上活版印刷機と、ひらがな(秀英明朝)、数字・アルファベット(Century)162個の活字がセットになっています。活字の大きさはオリジナルですが、だいたい3号(約6mm四方)ぐらいとのことです。


 活字の底にはピンが立っていて、活字台に差して版をつくります。活字台は名刺サイズで、最大135個の活字を差すことができ、タテ組み・ヨコ組みにも対応しています。なお、活字が足りなくなった場合は、追加注文も可能とのこと。

 また、本誌には自然でやわらかな風合いを持った、ふかふかの活版印刷用のコットンペーパーがとじこまれており、名刺やしおり、コースターなど、好きな形に切り取って使うことができます。さらに、お試し用に黒インキが入っているのですぐに印刷を始められ、市販の水彩絵の具も使用して好きな色で印刷もできます。

 本誌にはわかりやすく作り方が解説され、印刷機の仕組みを学びながら、約30分で本体を組み立てられるとのことで、組み立てに使う専用ドライバーもついています。

【目次】
・活版印刷アートコレクション
・ふろくで遊びました。
  三戸なつめ
  九ポ堂
  大日本タイポ組合
  mizutama
  真映社
  ふろくで刷れるすてきなメッセージ集
・近代印刷技術の興隆
  活版印刷くろにくる
・ほしおさなえ 親子でたずねる
  島の活版印刷所
・『活版印刷三日月堂』特別書き下ろし
  「届かない手紙」ほしおさなえ
・ふろくの書体
  秀英明朝の100年
・ふろくの組み立て方
・ふろくの使い方
・プレゼント付きアンケート



[古川 敦]