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「天皇退位で、12/23の天皇誕生日が平日に」という報道にネットで悲鳴「12月唯一の祝日が!!」~一方で、祝日が休めない人からは「関係ないし、むしろ祝日なんて無くして欲しい」の声も

[2017/12/21 12:47]

 毎日新聞は12月21日(木)、「陛下の退位を実現する特例法には祝日法の一部改正も盛り込まれ、皇位継承時に天皇誕生日を2月23日に改めると定め、12月23日には特に触れていない。このため2019年から12月23日は平日になる」と報道しました。

 毎日新聞報道によると、これについては「権威の二重性が生じないよう」という見方が強いとのこと。明治天皇、大正天皇、昭和天皇が崩御され新しい元号になった時と違い、今回は生前退位となるため、特段の配慮が必要となるのかもしれません。

土日休みのビジネスパーソンには残念なことに、今年は土曜日と重なる天皇誕生日。とはいえ、土曜日でさえなければ休日が1日増えるため、平日になるのを残念がる声が多くなっています。


祝日となるのを期待していた人たちからは悲鳴が

 ネットではこの報道を見た人から悲喜こもごもの声が上がっています。

 昭和天皇が崩御され平成となった1989年には、昭和天皇の誕生日である4月29日は「天皇誕生日」から「みどりの日」と名前を変え新しい祝日となりました。2005年に国民の祝日に関する法律が改正され、4月29日は「昭和の日」となり、5月4日が「みどりの日」に変わって現在に至っています。

 このため、天皇誕生日が新しい祝日に制定されると思っていた人が大多数のようで、あてが外れた人たちからは悲鳴が。

 「やめてえええええ12月唯一の祝日を平日にするのは!」
 「12/23そのまま祝日でええやろ?? あかんのか??」
 「12月23日は祝日じゃなくなる!? ってことは12月の祝日ねーじゃん!!!」
 「なんでだよー!みどりの日あるじゃんかー!」
 「二重の権威って何。。むしろ二重の歓喜なんだが。」
 「昭和の日はあるのに、今の天皇誕生日は祝日にならないのなんでだろう。」

 12月はクリスマスという一般に浸透したイベントがありますが、祝日は天皇誕生日だけ。このため、12月に祝日がなくなることを悲しむ声が多く上がっています。なかには、「よくわからんけど祝日は多いほうがいい」という正直な声も。

祝日は休めない・なおさら忙しい人からは歓迎の声も

 一方でサービス業など、祝日は休めないどころか普段より忙しくなる人々からは平日になることを歓迎する感想があがっています。

 「12月23日祝日じゃなくなるの!?これ、Xmas商戦期間短くなる???イヤッホォォォォイ!!」
 「もともと祝日なんて休ませてもらえないから、関係ないし、むしろ祝日なんて無くして欲しい。みんなが働けば平等だ。」
 「祝日なんてだいっきらいだーーー ※20代後半 運輸業の意見です。」
 「イェーイwww祝日があるお前らーー!!!残念だったなぁ!祝日が減って!!!!こっちは祝日なんざないからノーダメだぜ!!」

 また、「天皇誕生日を毎回祝日にしていくと、いずれ祝日だらけになる」など冷静に受け止める人も。

 「12/23を平日にするのを反対してる人って単純にクリスマス前だから祝日のままにして欲しいっていうのが理由でしょ?」
 「陛下が退位された後12/23が祝日ではなくなるって、報道してるけど当然なんじゃ?」
 「12月23日が祝日じゃなくなるとか当たり前すぎない?」

 昭和の時代のクリスマスは、12月23日・24日・25日がすべて平日という年もあり、子どもがいない家では、年末で忙しくしている間にクリスマスが過ぎていたという人もそれなりにいました。そういう部下をあわれんで、25日にはホールのクリスマスケーキをいくつも差し入れてくれる上司も中にはいて、職場でクリスマスケーキを食べた思い出も。

 “クリぼっち”という言葉が生まれるほどイベントとして定着したクリスマスですが、単身世帯が増えていることもあいまって、天皇誕生日が祝日でなくなると、イベントとしての存在感がやや薄れるかもしれませんね。

[工藤ひろえ]