ネットの話題

吉岡里帆さん連ドラ初主演作「きみが心に棲みついた」が胸糞すぎると話題~「精神的DV」「人前で裸になれとかレイプと同じ」「ラブコメかと思ったらホラーだった」

[2018/1/17 14:12]

 1月16日(火)夜22時から、女優・吉岡里帆さんの連ドラ初主演作となるTBSドラマ「きみが心に棲みついた」の第1話が放送されました。

 ドラマ原作は、天堂きりんさん作の同名コミック。番宣などを見てラブコメと思って見てしまった人もいたようで、実際に放送されると「胸糞すぎる」「精神的DVドラマ」など、ドラマの内容にショックを受けた視聴者の感想が多く上がっています。


第1話ストーリー:ふつうの女性には共感不能な行動ばかりの主人公「キョドコ」

 ドラマは主人公・今日子(吉岡里帆さん)が、過去に大学の先輩・星名(向井理さん)に長かった髪をハサミで切られるフラッシュバックシーンから始まります。

 現在の今日子は、下着メーカーに勤める会社員。職場の先輩に連れられ合コンに参加することになりますが、小さな頃から人と話すのが苦手で、ちょっとした対人ストレスでテンパって挙動不審となってしまうことから、星名に「キョドコ」のあだなを付けられた今日子。

 合コンの自己紹介でもテンパってしまい、「誰でもいいから付き合いたい」と言ったり、グラスを倒してしまったり。そんな今日子に厳しい言葉を残して、仕事に戻るため先に帰った漫画編集者の吉崎(桐谷健太さん)。吉崎の厳しい言葉に、自分を変えてくれるのではないかという期待を抱いてしまった今日子は、店を出てタクシーに乗ろうとしている吉崎に「付き合ってください!」といきなりの告白。「誰でもいい」発言直後の唐突な言動にドン引きした吉崎に突き飛ばされた今日子は、路上でみっともなく転んでしまいます。

 その後もあからさまに迷惑そうにする吉崎に何十通ものメールを送ったりする“空気が読めない”今日子。そんな今日子ですが下着メーカーでは、材料担当として熱意を持って仕事をしています。ところがある日、本社から新しく配属された男性が登場、それは大学時代に今日子をひどく傷つけ、大きなトラウマを残した先輩・星名(向井理さん)で……。

 ドラマの内容が気になる人は、第1話が「TVer」で公開中。無料で見逃し視聴ができます。第1話の配信は1月23日(火)21時59分で終了となるためお早めに。


「胸糞すぎる」「別れたDV彼がフラッシュバック」「DVっぽいシーンが本当に生理的に無理」

 「きみが心に棲みついた」の第1話は、ほぼ原作に忠実なストーリー展開ですが、第1話を見た視聴者からは、「久しぶりに胸糞悪いドラマ」「嫌悪感しかない」「DVっぽいシーンが本当に生理的に無理」「人前で裸になれとかレイプと同じだと思うんだけど」など、精神的に主人公をいたぶるシーンに嫌悪感を抱いたという声が多く上がっています。

 また、「何十通もメール送る主人公がキモい」「脱げって言われて脱ぐ主人公もあたまおかしい」という声も。対人関係が苦手なはずなのに初対面の相手にいきなり「付き合ってほしい」と告白したり、相手がドン引きしているのに何十通もメールを送ったりする主人公の行動に引いた人も少なくないよう。

 「向井理、トラウマになりそう、初回から怖すぎ、こういう人はいそうだから、なおさら怖い」「ラブコメドラマ最近ないから期待して見て見たら胸糞ドラマで騙された」「ラブコメかと思ったらホラーだった」といった声も。番宣を見て、三角関係のラブコメと思って“騙された”感を持った人もいるようです。

 「別れた元彼がこんなんだった」「別れたDV彼がフラッシュバック」など、DVの気がある元彼のトラウマが蘇ってしまった人もいたもよう。

 ちなみに、記者は参考に原作コミックを読んでみたのですが、この先のストーリー展開も原作に忠実だとすると、精神的DVシーンが無理な人は撤退したほうがいいかもしれません。


一方で「向井理ゾクゾクする」「吉岡里帆ちゃんが見たいから最後まで見る」の声も

 精神的DVシーンに嫌悪感を抱いた女性が多かったようですが、一方で「くるくる変わる吉岡さんの表情がよかった〜」「桐谷くんがひたすらカッコいい」「向井理イイソイイゾ!ゾクゾクする〜。向井理は昔からこういうドSを超えた狂気の男が似合うと思ってたのよ」など、出演者が良かったという感想も多く見られます。

 「病んでる向井理という概念はため息出るほど素晴らしいと思う 俺のためなら何でもできるよね?ってストリップ強要させておいて、 他の男の前で脱ぐような汚い女と付き合うほど馬鹿じゃないとか…歪み過ぎて最高…」といった熱い支持も。

 ただし、向井理さんの病みキャラが良いと言っている人からも「男としてはクズすぎる」との感想が。

 TBSの胸糞ドラマというと、2017年4月期に放送された「あなそれ」(あなたのことはそれほど)が思い出されますが、波留さんが演じた主人公・渡辺美都は、快・不快原則だけで動いているような女性。「登場人物全員がクソ」という感想がよく見られたように、登場人物の誰にも共感できないドラマでしたが、その点がかえって、“誰が不幸になっても心が痛まない”“むしろ不幸になってほしい”ドラマとして人気に。最終回は14.8%の高視聴率をマークしました。

 「きみが心に棲みついた」の第1話放送の視聴率は9.4%だったことが報道されていますが、「あなそれ」のように“胸糞ドラマ”として注目度が上がり、かえって人気が出るのかどうか。今後の視聴率に注目です。

[工藤ひろえ]