台湾でマグニチュード6超の地震、ホテルが大きく傾くなどの被害~台湾TV局がYouTubeで24時間ライブ放送中、ネットでは「恩返ししたい」「募金窓口はまだか」
台湾東部の震災の情報がTwitterなどで広まり、日本のネットでは東日本大震災の際に200億円もの寄付を寄せてくれた台湾に「恩返しがしたい」「寄付の窓口はまだないのか」との声が多く上がっています。
気象庁発表によると2月7日0時50分頃、台湾東部でマグニチュード6.3の地震が観測されました。震源は「ごく浅い」とのことで、現地からの映像やTwitterに投稿された写真を見ると、ピロティ方式になっているビルの1階部分が潰れてビルが傾くなど、阪神淡路大震災を思い起こさせるような被害が出ています。
NHK NEWS WEBでは、6時11分付で台湾の地震で2人が死亡、200人以上のけが人が出ていると報じています。
台湾のテレビ局がYouTubeで24時間ライブを放送中
複数の台湾テレビ局がYouTubeで24時間ライブを放送中で、現地の様子を伝えています。中国語がわからなくても、漢字のテロップでおおむね内容を知ることができます。
日本のネットでは、東日本大震災の際に、人口2,355万人の台湾から200億円に上る寄付が寄せられたことに多くの人が言及。「恩返しがしたい」「自衛隊も早く派遣してほしい」などの声が上がっています。
「募金先はまだか」と募金スタンバイしている人も非常に多いのですが、深夜の発生から半日も経っていないことから、専用の募金先は2月7日午前8時現在では用意されていないようです。
またネットでは、2016年台湾南部地震の際に台湾のTwitterユーザーから「台湾の赤十字には寄付しないで」との呼びかけがあったことを思い出す人も。台湾赤十字は国際赤十字の承認を得ておらず、当時の台湾Twitterユーザーによると「腐敗している」とのこと。「寄付するなら市に直接寄付してほしい」と呼びかけていました。
真偽はわかりませんが、日本では寄付というとまず赤十字が思い浮かぶだけに、寄付先をどこにしたらいいか困惑するネット民が多数。
今回の被災地は花蓮県ですが、花蓮県の公式サイトは中国語と英語のみで、寄付先などはまだ公開されていません。
数日中には専用募金窓口がいくつか用意されると思われますので、少し待って寄付先を決めるのがよさそうです。