200年におよぶヌードの名作が130点集結! 「ヌード NUDE 英国テート・コレクションより」が明日24日(土)開幕~ロダンの大理石彫刻「接吻」が日本初公開。音声ガイドは斎賀みつきさん
横浜美術館と読売新聞社が、「ヌード NUDE ―英国テート・コレクションより」を横浜美術館で、2018年3月24日(土)から6月24日(日)で開催します。2016年のオーストラリアを皮切りにニュージーランド、韓国へと国際巡回したコレクションが、ついに日本上陸します。
開館時間は10:00~18:00(入館は17:30まで)。観覧料は一般1,600円(前売1,400円/団体1,500円)、大学・専門学校生1,200円(前売1,000円/団体1,100円)、中学・高校生600円(前売400円/団体500円)。
人間にとって最も身近で、西洋の芸術家たちは絶えず向き合い、挑み続けてた“ヌード”というテーマ。美の象徴として、愛の表現として、また内面を映しだす表象として、ヌードはいつの時代においても永遠のテーマとしてあり続け、ときに批判や論争の対象に。
「ヌード NUDE ―英国テート・コレクションより」では、世界屈指の西洋近現代美術コレクションを誇る英国テートの所蔵作品により、19世紀後半のヴィクトリア朝の神話画や歴史画から現代の身体表現まで、西洋美術の200年にわたる裸体表現の歴史を紐とくとしています。
フレデリック・ロード・レイトンが神話を題材に描いた理想化された裸体から、ボナールらの室内の親密なヌード、男女の愛を永遠にとどめたロダンの大理石彫刻「接吻」(日本初公開)や、シュルレアリスムの裸体表現、人間の真実に肉迫するフランシス・ベーコン、バークレー・L・ヘンドリックスやシンディ・シャーマンなど、現代における身体の解釈をとおして、ヌードをめぐる表現がいかに時代とともに変化し、また芸術表現としてどのような意味をもちうるのか、絵画、彫刻、版画、写真など約130点でたどるとのこと。
テート・コレクションの作品群より、ターナーやヘンリー・ムーア、フランシス・ベーコンなど英国を代表する芸術家をはじめ、マティスやピカソなど、西洋美術における19世紀から現代に至る「ヌード」の傑作が集結。ロダンの代表作であり、男女の愛を永遠にとどめた大理石彫刻「接吻」は、ブロンズ像で広く知られますが、高さ180cm余りのスケールで制作された大理石像は世界にわずか3体限りで、そのうちの一体がついに日本初公開されます。
なお、「ヌード」の世界を案内する本展音声ガイドのナレーターには、声優の斎賀みつきさんが起用されています。